比良釈迦岳
リフト道より山頂、神璽谷を巡る

山域:比良
山行日:2019年5月19日
天候:曇り(稜線は強風)
メンバー:単独
ルート:元リフト乗場(9:50)→神璽谷分岐(10:10)→(リフト道)→元リフト釈迦駅→釈迦岳山頂(11:55 12:20))→
北比良(13:27 13:31) →(神璽谷)→神璽の滝(14:30 14:35)→元リフト乗場(14:55)


そろそろ比良にシロヤシオが咲く時期であり、来週は山に行けない為、見逃してはならじと午前8時15分枚方を発進。
山仲間chikaさんからの情報では釈迦岳は花が少ないとのことで少し不安! 湖西道路で少し渋滞に巻き込まれるも9時40分イン谷に到着。

準備をしてまずはカマグロ滝へいつものように入山の挨拶!
タニウツギ、シライトソウ、咲きはじめのミズタビラコをパチリしながら沢沿いをゆっくりと登ってゆくとやがて神璽谷との分岐に着く。

カマブロの滝 沢沿いに続く道 神璽谷、リフト道分岐
タニウツギ ミズタビラコ シライトソウ

分岐で神璽谷に行くか少し悩むも予定通りリフト道を選択し、ここからしばらく我慢の登りを続ける。
黙々と登り続けてふと目線を上にあげるとなんといっぱいの花をつけたサラサドウダンの木が一本…おお早くもとパチリ!
期待感がグーンと高まる…が! 結局サラサはこの木のみであった。

さらに登り続けると新緑の中にコンクリートの塊が現れて元リフトとシャカ駅へと着く。
登山を始めた30年位前にここよりよく釈迦に登ったのを懐かしく思い出す。

新緑の中我慢の登りが続く 元リフトシャカ駅跡
我慢の登りに元気をくれるサラサドウダンとヤマツツジ

元シャカ駅上部をトラバースし、巻道との分岐より釈迦岳直登コースへと入ってゆく。
途中の展望ポイントより眺める蓬莱山は厚い雲に覆われ天候の回復は見込めそうにない! 雨よ降らないでと祈るのみ。


トラバース道 蓬莱山の上空には雨雲 巻道との分岐

分岐より木の根の絡んだ急坂を登り、杉の林を抜けるとシャクナゲ群生地になる。
すでにほとんどは花を落としているものの最後の春を惜しむようかのように咲き残っているものあり、写真で応える。
大岩を巻くように越えてゆくとシロヤシオの森になるのであるが…どうか!


咲き残りのシャクナゲ 大岩を右から巻く ここよりシロヤシオ、ドウダンの森が続く

目線を上に取りながら新緑の中を標高を上げゆくも白い花があまり目立たない。
昨年は葉よりも白い花が目立ったシロヤシオであるがどうも今年はさびしい感じでポツリ、ポツリである。

大津ワンゲル出合、新緑の美しい二重稜線をたどり山頂に着くも納得できず。
簡単な食事をしシロヤシオを求めて付近を散策…結構花をつけている木もあるもののやはりchikaさんの情報通りで少ない。
昨年のように花が満開であれば大津ワンゲルより下山の予定であったが、神璽谷を確認しに行くことに!

大津ワンゲル出合 直下の二重稜線 釈迦山頂
釈迦に咲くシロヤシオ…裏なのか、これからなのか昨年に比べると雲泥の差だ!

北比良へと続く遊歩道状のコースを花を探しながらキョロキョロと歩く。
ウスギヨウラク、ユキグニミツバツツジを見つけてはパチリ!ルート脇に咲くシコクスミレ?に腰を折りチリ。

北比良への稜線につくと身体を揺らす程の強風に歓迎され、崩壊地の通過はしゃがむこと数回

北比良では強風の為ゆっくり出来ずそもまま通過して神璽谷下降点へ

釈迦遊歩道 北比良手前の崩壊地 北比良峠
釈迦遊歩道に咲くウスギヨウラク、ユキグニミツバツツジ、シコクスミレ?

ダケ道分岐より神璽谷に下降をはじめると斜面にイワカガミが見事な群生を作っており、おおすごいの声が思わず出る。
はじめて見る白いイワカガミの群生に何度もカメラを向けながら細い尾根を下ってゆく。

尾根下り切るとなんと今度は満開のシロヤシオがデーンと姿を見せる…素晴らしい白い森にまたまた感動! そしてパチリ!

神璽谷へ下降 ニードル 細い尾根を下る
神璽谷上部に絨毯を敷くイワカガミ
満開で見ごろのシロヤシオ

本日のミッションを無事クリアし、満足感たっぷりでビューポイントの神璽の滝まで一気に下る。
滝を見学し、元リフト乗場に下山して本日のシロヤシオ山行を終える。

比良駅前のHSに立ち寄ると南比良へ偵察山行のヨネちゃんがおられ、情報交換と山、花談義を楽しむ。
下山後の山談義を楽しめるのも比良の良さだなとあらためて思う。 完


本流を下る 砂防ダムに架かる小橋 神璽の滝
その他出会った花達…藤の花房・ムラサキサキゴケ・ベニドウダン