熟年夫婦のフランス紀行
ベルサイユ宮殿、印象派絵画のオルセー美実館
観光日:2018年5月27日(日)

四日目の行程:ベルサイユ宮殿→オルセー美術館→セーヌ河畔散策→エッフエル塔→ホテル

ベルサイユ宮殿:フランス王ルイ14世により建てられた王宮殿である。フランス式庭園とともに世界遺産に登録されている。
日本ではベルサイユのばらで有名で訪れる日本人も多い。

オルセー美術館:ルノアール・モネ・マネなど印象派およびセザンヌ:ゴッホなどポスト印象派絵画が多数所蔵されており見どころ満点。
絵画好きな人はとても一日では廻り切れない。

エッフエル塔:パリ万博の時に建造された凱旋門と並ぶランドマークのひとつ。セーヌ川を含む一帯が世界遺産となっている


昨夜はバスタブ付きの部屋でぐっすりと睡眠が取れて快適な朝を迎える。
8時からのモーニングバイキングを済ませ、今日が最後になるツアーバスでベルサイユ宮殿へと出発。
40分程で宮殿に到着するも入場予約時間にはまだ時間があるので先に庭園を見学。

ベルサイユ宮殿はフランス一の人気スポットで個人では中々入りにくく、日曜日も重なりびっくりするくらいの長い行列が出来ている。
こんな時のツアーの事前予約は大変ありがたい。

入場および切符購入待ちの長い行列 宮殿の庭園

予約の時間が来ると優先的に入場がはじまり、ツアーに付いているミージュアムパスで入場しセキリティチェツクを受ける。
地元の日本人ガイドさんの案内で絢爛豪華な内部を巡る。

これだけの贅をつくせば庶民の不満が爆発しフランス革命が起こるのは当たり前かと今は昔を思う

PS…ミージュアムパスはパリの美術館や博物館、凱旋門などでも使用できる便利なパスです。

ミージュアムパス 金ピカで絢爛豪華な内部
有名なガラスの間 マリーアントワネットの肖像 ベットルーム
宮殿正面でパリジェンヌとツーショット

ため息が出尽くし、ちょうどお腹もすいてきたのでどんどん押し寄せる人々に背を向けてランチへ。
ルーブル美術館近くのレストランでブフ・プルギニォン(牛肉の赤ワイン煮)を頂く。ボリューム満点で完食できず。


ツアーへの参加はここで終わり、これから3日間は自由行動タイム、ルーブル、オルセー、オランジェリーさあ何処へ!
やっぱり最初はオルセーかなとルーブル美術館の中庭を通りセーヌ川に架かる橋を渡って
左岸沿いを10分程歩くとオルセー美術館へと着く。

ルーブル美術館の中庭を抜ける 橋を渡り対岸へ セーム川遊覧を楽しむ観光客
左岸沿いに並ぶ露店(絵のお土産) 対岸後ろにルーブル美術館 サイのオブジェとオルセー美術館

ミージュアムパスのおかげで待ち時間なしで入場。昨年オランダ・ドイツの美術館を巡っているがここは真打、心が弾む。
はやる気持ちを抑えまずは日本語のパンフレットをインフォメ―ションで入手、印象派絵画の5フロアーへ

日本語パンフレット 元は駅舎で今も面影が残る

5Fへ上がると、まず印象派の巨匠モネの『家の庭・アイリス』が最初の一枚…粋な演出に流石にオルセーと納得。
次にルノアールの名作『ピアノに寄る娘たち』で吸い込まれるようにして時間が止まる。
ルノアールの名作が次々と続き時間の経つのを完全に忘れてしまう。そして圧巻は代表作『ムーラン・ドラ・ギャレットの舞踏会』

 
モネの家の庭 アイリス ピアノに寄る娘たち 読書する少女

モネの『日傘の女』『舟遊び』、ドガの『バレエのレッスン』、セザンヌの『リンゴとオレンジの静物』『トランプをする男たち』、
当時の画壇を揺るがしたマネの『草上の朝食』と画集でしかお目にかかったことのない名作に酔いしれる。

話題作品の前には常に大勢の人が絵に見入っている。
トランプをする男たち(セザンヌ) 階段の登る踊り子たち(ドガ) 舟遊び(モネ)
日傘の女(モネ) ムーラン・ドラ・ギャレット(ルノアール) 草上の朝食(マネ)

気づくともう2時間、頭のナビゲーションよりそろそろ休憩されてはのシグナルが!
お茶にしようと5F入口にあるカフェに向かうも生憎席は無く、仕方なくサマーテラスでモンマルトルを眺めながら一息。

満員御礼のミュージュアムカフェ モンマルトルのサクレ・クルー寺院 セーム川対岸のルーブル美術館

閉館まであまり時間がなく焦るるように2.1Fへと下りる。目的はゴッホをはじめとするポスト印象派の展示すスペース。
ちなみに此方では1Fは0F 2Fは1Fと表示される。

ゴッホはオルセー美術館でも人気で『自画像』や『ローヌ川の星月夜』、『オーヴェルの教会』前は大勢の人だかりができている。
ゴッホの中では代表作の『ひまわり』よりもお気に入りになっているオーヴェルの風景画に魅了される。

昨年ゴッホ美術館やミュンヘンのノイエ ピナコテークでたくさんの作品を見ているのであるがやっぱりドキドキとする。

ゴッホの名作を楽しむ大勢の人達
わらぶき屋根の家々 庭のマルグリット・ガシェ 医師ガシェの肖像

さらにロートレック・セザンヌ・モネ・ゴーギャンの絵画を一通り楽しむと閉館時間…ヤバイ! 大事な忘れ物が!
中学性の頃に京都市立美術館で出会った思い出の一枚、ミレーの『落穂拾い』と50年ぶりの再会を果たし当時の感動が甦る。


閉館まで絵画観賞を楽しむもすべてを観ることは叶わず、ショップにも寄れず時間不足を大いに反省。
まあ…もう一度来なさいと言うことにして後ろ髪を引かれる思いで退館。

名作…晩鐘・落穂拾い・糸紡の女 はじまりは落穂拾い オルセーの合唱コンサート

PS・・・絵画はパブリックドメイン  写真はフラッシユなしでOKであるが廻りの迷惑にならない様にすることが基本

北西ヨーロッパはこの時期午後10時近くまで明るくまだまだ行動時間なのでエッフル塔まで歩くことに!
スケボーやローラースケートを楽しんでいる人の中に交じりセーム川河畔をぶらりブラブラと歩く。オープンカフェでは多くの人が寛ぐまさにパリの休日。


セーム河畔に立つオルセー美術館 河畔沿いで寛ぐパリの人達や観光客

アイスクリームを頬張りながらブラブラすること1時間、前方左にエッフル塔が見えてくる。
エッフェル塔前の広場にも大勢の人々が集まりひと時のくつろぎタイムを楽しんでおられる。ベンチ座り我々も仲間入り。
しばしの寛ぎタイムを過ごした後、メトロを乗り継いでホテルへと戻り今日の一日を終える。


ビルの上にランドマークのエッフェル塔 広場はパリ市民の憩いの場に お子様もパリの休日