鈴鹿藤原岳
百花繚乱の孫太尾根より展望丘へ

山域:鈴鹿 登頂回数11回 撤退2回
山行日:2018年3月29日
天候:晴れ
メンバー:単独

コース:孫太尾根登山口(8:30)→円山(9:30 9:45))→草木(10:35 10:35)→多志田山(11:20)→
山頂(12:00 12:40)→草木→丸山(14:00 14:15)→登山口(14:55)


本格的な花巡り弟一弾を今年もお気に入りの藤原岳孫太尾根に決め早朝に枚方を発車。
二年前にはじめてこの尾根で出会いいっぺんに小生を虜にしたユリ科のミノコバイモが目的花である
一輪できりっと咲く姿は小さい花であるが他を圧倒するものがあり、藤原岳はこの花あっての花の名山と言っても過言ではない。

名神八日市インターより数年前に開通した石槫トンネルを順調に通過し、8時20分登山口のある北勢町新町に到着。

墓場の駐車場に車をキープ配水場設横より登山コースに入り二股を左に進んで杉林をゆっくりと登る。

麓より孫太尾根と藤原岳 お墓の駐車場 配水設備横が登山口

神武社殿跡を過ぎて緑を彩るミツバツツジをパチリとしながら高度を上げると尾根筋に乗る。
登山道脇には早くもスミレ、ネコノメソウ、ミミナグサの花が咲き目線にはコショウノキ、眼下に青川峡が切れ落ちる。

神武社殿跡 尾根筋 青川峡
ミツバツツジ・ミミナグサ・コショウノキに出迎えられる

カレンフェルトに覆われた尾根筋を足元に気を配りながらゆっくりと登ってゆく。あっ!発見!目的花ミノコバイモ!
今年は当たり年なのかこの後もミノコ バイモと20回以上のお見合いを繰り返しテンショウンが上がりぱっなしであった。

名花ミノコバイモ

ゴツゴツした尾根筋を喜び過ぎて転ばない様に慎重に歩き、小山を左廻りに登って一つ目のピーク丸山へと着く。
ここはミスミソウやセツブンソウ、カタバミが咲いており休憩を兼ねての撮影タイム。


カレンフェルトの目立つ尾根筋 斜面をトラバース 一つ目のピーク丸山

丸山からは一度鞍部に下り二つ目のピーク草木へとゆるやかに登ってゆく。右手には藤原鉱山の人工ピラミッドが見え隠れ。
足元にはたくさんの山野草が咲きなかなか前に進ませてくれないがうれしい停滞でもある。

樹林に覆われた草木で満足感たっぷりの小休止。
本日最終地点の藤原岳展望丘に向けて前衛峰多志田山の登りに入ってゆく。

草木へ続く登山道 右手に藤原鉱山 草木(標高834m)

尾根筋で出会った花達…タチツボスミレ・カタバミとヒロナノアマナのコラボ・ミスミソウ白とピンク・ミノコバイモ・セリバオウレン


孫太尾根ではこの多志田山への登りが一番きつく、息切れを繰り返してなんとか三つ目のピークに到着。
藤原本峰の壁を目線に捉えて下ると県堺尾根、廃村茨川へのルート沼田峠との分岐となる。

多志田山への登り・・・ダラダラ登り 藤原本峰 県境尾根との分岐

分岐からはカレンフェルトの中に福寿草、セツブンソウが咲く群生地となり花を傷つないように慎重に登って山頂稜線に飛び出す。
振り返ると今歩いて来た孫太尾根の全貌を見ることが出来る。…長大な尾根で良く歩いて来たなあと自己満足。

青空の下稜線を少し北上して藤原岳山頂(展望丘)に立つ。
春霞で遠望はダメであるが御池テーブルランドをカメラに収め、賑わう山頂を避けて下降点の岩のベンチで至福のランチタイム。

孫太尾根…手前が多志田山 中が草木 藤原岳山頂 山頂を満喫する多くの登山者
御池テーブルランドと真の谷を挟んで藤原最高峰天狗岩
本峰に群生するセツブンソウと福寿草

下山は丸山まで一気に下り、登りに見つけられなかったカタクリをゲットして14時55分無事下山。
下山途中に虫さされで腫れだした左目を京の名水で冷やし枚方へロングドライブ。翌日皮膚科のお世話になるも満足な藤原岳孫太尾根であった。
孫太下降点 下降点に咲くオニシバリ 最後にゲットのカタクリ