鈴鹿藤原岳
孫太尾根より展望丘へ花めぐり

山域:鈴鹿 登頂回数10回 撤退2回
山行日:2017年3月29日
天候:晴れ
メンバー:単独

コース:孫太尾根登山口(8:50)→円山(9:52 10:00)→草木(10:48)→多志田山(11:26)→
山頂(12:14 12:45)→草木→丸山→登山口(15:21)


今年の花めぐり第一弾を鈴鹿藤原岳孫太尾根に決め早朝に枚方を発車。
名神八日市より数年前に開通した石槫トンネルを快調に抜けて8時40分、登山口のある北勢町新町に到着。

配水場設横より登山コースに入り二股を左に進んで杉林をゆっくりと登る。神武社殿跡を過ぎて急坂を登り切り高度を上げると尾根道となる。
登山道脇にはタチツボスミレ、ネコノメソウが咲きはじめているが昨年より開花は遅れている感じだ。

登山口駐車場(墓場に隣接) 神武社殿跡

カレンフェルトに覆われた尾根筋をゆるやかに登り、斜面を登る切ると最初のピーク丸山へと着き小休止。
足元にはセツブンソウが結構咲いておりパチリ! ミスミソウ、ヒロハノアマナはまだ花を咲かしておらず下山時に期待か!

カレンフェルトが目立つ登山道 丸山

丸山からは一度鞍部に下りゆるやかに登り返してゆく。右手には藤原鉱山の人工ピラミッドが見え隠れする。
左手の岩壁沿いのミスミソウ群生地もまだ開花は少なく、セリバオウレンがポツリポツリと姿を見せてくれる。

快適な登山道 藤原鉱山

さあ! いよいよ草木への稜線歩きだ。 今日の目的花を探しながら左右に目を凝らして歩くも見つけられず。
少し早かったのか? 老眼、近視の我が目が見落としているのか?いつの間にか草木に到着しテンションが一気に下がる。
次は福寿草に期待しようと気を取り直して多志田山へと岩道を下ってゆく。

草木への稜線(カレンフェルトと残雪が目立つ) 草木

苦手な九十九折の道を息切れを繰り返して登ると残雪に覆われた965mのピーク多志田山に着く。
ピークからは藤原岳(展望丘)を目線に捉えて下ると県堺尾根、銚子ヶ岳、静ヶ岳へ通ずる沼田峠との分岐となる。


多志田山(965m) 快晴の藤原岳 沼田峠への分岐

本峰へはカレンフェルトと粘土状の急斜面を何度も滑りながら登ると廻りに黄色い花がたっぷり! 福寿草である。
昨年より開花状況は良さそうでパチリ、パチリとし花を傷つけないないようにして山頂稜線へと飛び出す。

山頂直下の斜面に咲く福寿草

山頂稜線からは歩いて来た孫太尾根の全貌を見ることが出来る。…長大な尾根である。
飛び出し点より雪の残る稜線を歩いて藤原岳山頂に立つ。

山頂は表参道より登って来られた多くの登山者が展望を楽しみながら食事をしておられ皆さん満足そう!
テーブルランドをパチリとして飛び出し点に戻り、鈴鹿の山々を眺めながらランチタイムへ。

孫太尾根全貌 藤原岳 賑わう山頂(展望丘)
藤原岳展望丘より望む御池テーブルランドと天狗岩

一時間程のんびりと過ごした後、一気に草木まで戻り花を開かせたミスミソウ、ヒロハノアマナを愛でながら丸山へ。
丸山のセツブンソウをじっくりと観察して北勢町新町へと下山。

目的花のミノコバイモを見つけることはできなかったが、なんとか満足して枚方へロングドライブ。

今回出逢った花達・・ミスミソウ・セツブンソウ・ヒロハノアマナ・セリバオーレン・タチツボスミレ・ネコノメソウ