大峯八経ヶ岳
トンネル西口沢コースより弥山、八経天女花ハイク

山域:大峰山脈
登頂回数7回
山行美:2016年7月1日
天候:梅雨の晴れ間
コース・トンネル西口(8:45)→(沢コース)→奥駆道出合(9:42 9:47)→弁天の森→聖宝の宿→弥山小屋(11:22 11:27)→
群生地(11:37 11:50)→八経ヶ岳(12:00 12:20)→弥山小屋(12:43)→弁天の森→奥駆道出合(13:48 13:53)→トンネル西口(14:31)
行動時間:5時間46分


ネットの山仲間さんよりオオヤマレンゲの開花情報を貰い、休みと梅雨の晴れ間がドンリシャとなった1日八経ヶ岳へ車を走らす。
有料・無料の京阪奈自動車道を大淀までひた走り、国道309号線を南下。
天川村より弥山登山口のある迂回路からこれでも国道かと思える一車線の細い道をミタライ渓谷を超えてトンネル西口に8時30分に到着。

平日にもかかわらずさすがに全国区の大峰、オオヤマレンゲの花期と重な
り第一駐車場はすでに満車に近い

西口弥山登山口 弥山への木製の橋…渡って左が沢ルート

右岸沿いを歩き弥山への入り口木製の橋を渡る。昨年と同じ沢コースより奥駆道出合を目指すことに。
しばらく左岸沿いを歩くと美しい緑の中に見事な滝が見えてくる。

歩く人も少なくルートが崩壊している所や踏み跡不明瞭な部分もあるが古いテープマークもあり迷うことはない。
道がわからなくなった時は落ち着いて後ろを振り返ると次に進む方向が見えてくる。

木製の橋より左岸沿いを歩く 涼しげな滝 古いテープマーク

ルート脇に咲くヤマトウバナ、ヒメレンゲ、バイケソウを楽しみながら沢筋を離れると斜面の九十九折の急登りとなり、何度も立ち休憩を繰り返えす。
やがて足元にミヤコ笹が広がり、頭上にシロヤシロ、ドウダンの緑が目立ちだすとトンネル西口からのルートへと合流し奥駆道出合へと登り着く。


まもなく通常ルートと合流 大普賢岳 奥駆道出合
ヒメレンゲ ヤマトウバナ バイケソウ

一息入れて緩やかなアップダウンの奥駆道をカメラ片手にのんびり歩く。
石休の宿跡を過ぎて倒木帯を登ると弁天の森でショウキランを少し探してみるがよう見つけず。
やがて前方にはじめて八経ヶ岳と弥山が顔を見せれくれる。


奥駆道 石休の宿跡 弁天の森

最高峰八経ヶ岳と弥山をパチリとしてゆるやかに下ると真言密教の理源大師が鎮座する聖宝の宿跡となる。
ここから登山道は心臓破りのきつい登りとなり得意の立ち休憩を連発して高度を稼いでゆく。

樹林の間からは稲村・山上・大普賢と大峯の名峰達が次々と顔を見せてくれて元気をもらう。
長々と続く木製の階段道から鉄の階段を超えると弥山小屋に着き水分補給。


理源大師像 八丁聖宝の急斜面 名物の木製階段
大日・稲村・山上 大普賢

弥山小屋からは樹林帯を鞍部に下って行くとやがて鹿害防止ネットに囲まれた群生地に着く。
ネットを開けて入ると純白の花が空中に浮くように咲いている・・・オオヤマレンゲだ。その姿はまさしく天女花である。
ジャストタイミングだったようで昨年よりもたくさんの花が咲いており何度もシャツターをパチリ、パチリ。


弥山 立ち枯れと八経ヶ岳 オオヤマレンゲ保護地
八経の名花…オオヤマレンゲ

群生地からは10分程で近畿最峰の八経ヶ岳山頂となりザックを下して昼食タイム。
3年前に前鬼まで縦走した思い出の明星ヶ岳、七面山、仏生ヶ岳、孔雀岳、釈迦ヶ岳を眺めて大峯っていいなあと思う。

八経ヶ岳山頂 明星ヶ岳 七面山、仏生ヶ岳、孔雀岳、釈迦ヶ岳

下山は一度弥山に戻り聖宝八丁を駆け下り弁天の森より八経と弥山に別れの挨拶。
1時間程で奥駆出合まで戻り、一息入れてザレた通常ルートをトンネル西口へと下山。

午後からも賑わう弥山小屋 西口、東口分岐 西口登山jコース
その他出会った花…カラマツソウ・ハナニガナ・ガクアジサイ