比良クリンソウめぐり
クロトノハゲ、木戸峠、汁谷より夫婦滝

山行日:2016年5月23日
天候:晴れ(夏日)
メンバー:単独
ルート:ロープウェイ山頂駅(11:38)→天命水→クロトノハゲ(12:08)→木戸峠(12:28)→汁谷クリンソウ園(12:45 13:08)→
夫婦滝(13:38 13:45)→蓬莱山(15:00)→金ピラ峠→ロープうェイ山麓駅(16:10)


大峰弥山川遡上を予定していたのであるが、必殺の寝過ごしと油断の二度寝であえなく中止。
それでは例年の恒例行事、比良汁谷のクリンソウ観賞とミニ沢巡りの夫婦滝へ行こうと子前10時過ぎ枚方を発車。

阪神京都線を走り山科より湖西道路に入る。午前11時10分琵琶湖バレーロープウェイ山麓駅に到着。
最近カメラの銚子が悪く、テストでニワセギキョウとオオジシバリを撮影しワンウェイで11時20分の便に乗る。
下山は蓬莱から金ピラ峠経由の予定である。


日本一の速度が売りのロープウェイは5分程で打見山へと運んでくれる。さすがに文明の利器で2時間程の遅れを取り戻してくれる。
まず打見山直下の寺屋敷、天命水のクリンソウ群生地からサラサ、ベニドウダンの多いクロトノハゲへと下降してゆく。
少し早いかなあと思っていたがクリンソウは見ごろを迎えており幸先良し。


天命水からはロープウェイの下をくぐり、びわこを眼下に望みながら打見山をトラバースするように歩く。
ルート沿いに咲くベニ、サラサドウダンをパチリしながら15分程下るとキタダカ道との出合クロトノハゲに着く。

ロープウェイの下を通る 眼下のびわこ ぽっかりとした空間クロトノハゲ
ベニドウダン サラサドウダン 咲き残りのイワカガミ

クロトノハゲと木戸峠間は桟道の崩壊が激しく通行禁止になっているようであるが、ここは自己責任で通行する。
崩壊している桟道が三つ程あるものの道はしっかりと付いており、桟道を慎重に通過していけば比良縦走路の要所木戸峠である。
*切れ落ちている桟道もあるので家族連れや女性の方にはあまりお勧めはできない。

右木戸峠へな木の柵で注意喚起 崩壊した桟道

木戸峠からは緩やかに下るとクリンソウ二つ目の群生地となるキャンプ場だ。
この群生地は単色で静かな感じで咲いているのが特徴である。

汁谷へは青春の思い出が詰まったスキー場を二本足で滑走していくと5分程で汁谷の入り口である。
40年程前にオールナイトスキーで一夜を明かした思い出の地でもある。

木戸峠 キャンプ場群生地 スキー場ジャイアントコース

汁谷の沢沿いに入ると登山道脇にアカ・シロ・ピンク・紫と色とりどりのクリンソウが顔を見せ始めてくる。
イワナ橋を過ぎると最大の群生地(クリンソウ園)となり、まさに圧巻の風景が!クリンソウの咲き乱れである。


ここでクリンソウを愛でながらランチタイム…至福の時間である。
一年ぶりの乱れ咲きを堪能した後、涼を求めて沢沿いを夫婦滝へと足を向ける。

小滝やきれいな沢が続き、一部崩壊している部分もあるが山野草を探しながら夫婦滝口まで30分程のトレッキンング。 
ミズタビラコ、タニギキョウ、おっとギンラン発見、ラッキー!パチリ!


右岸沿いにしばらく道が続く 最後に左岸へ渡渉…橋は無し
咲き始めのミズタビラコ タニギキョウ ギンラン

夫婦滝口に着くと白滝谷からのルートに架かっていた橋が流されており、ここも26年、27年の大雨の被害がすごかったのがわかる。
枝道を5分程下ると豪快な水しぶきくをあげる二条の滝が見えてる。・・・夫婦滝である。

滝壺まで下降し右岸におられる不明王様に合掌、夫婦円満のマイナスイオンをたっぷりもらう。

夫婦滝口 夫婦滝 不動明王

元来た沢沿いの道をクリンソウ園まで戻り、スキー葉アルペンコースを蓬莱山と打見山の鞍部笹平へ黙々と登り続ける。
スキーの時はあっと言う間の距離だったのであるが歩く結構長い! 

上空からはスカイウォークを楽しむ若者達のキャキャアと賑やかな声が聞こえてくる。

汁谷クリンソウ園 スキー場アルペンコース 武奈をバックにスカイウォークを楽しむ若者

笹平からの下山は蓬莱山へ一度登り、金ピラ峠道よりロープウェイ山麓駅へと下ってゆく。
最初は急な道が続くが、峠を過ぎると斜度も緩やかとなり快適に下れる。最後に砂防ダムを横切ると蓬莱山登山口。
山麓駅までは舗装道路を10分程歩いて終了。


蓬莱山金ピラ峠下山口 金ピラ峠 蓬莱山登山口
ジャケツイバラ ウツギ ツボスミレ