中央アルプス 木曽駒ヶ岳
ロープウェイ利用で千畳敷から宝剣岳、中岳、駒ケ岳の楽々周回


山域;中央アルプス 登頂回数 宝剣岳4回 駒ケ岳4回
山行日:2015年9月11日
天候:晴れのちガス
メンバー:山休
コース:千畳敷(8:30)→極楽平(9:00 9:05)→宝剣岳(9:48 10:10)→中岳(10:32)→駒ヶ岳(11:02 11:30)→馬の背分岐(10:39)
→乗越浄土(12:15 12:20)→千畳敷(12:58)


8日より2泊3日で予定で計画していた劔北方稜線を長雨と台風の影響で無念の中止を決定し、3日間家でモグラ生活をしていたのであるが
自己の連休最終日の11日が台風一過でアルプス地方が晴れるとの予想、急遽出陣を決定。
行き先を車でのアクセスが良く、ちょっとした岩稜歩きが楽しめてロープウェイを使うと近隣の比良や鈴鹿よりも楽々歩ける中アルプス宝剣、木曽駒に決定。

11日午前0時に枚方を発車、名神、中央道を走り駒ヶ岳サービスエリアで仮眠、菅の台よりバスとロープウェイで千畳敷へと運んでもらう。


菅ノ台バス停 ロープウェイからは雲海の上に南アルプスが 予想通り快晴の千畳敷と宝剣岳

今日のルート予定を極楽平・宝剣岳・中岳・木曽駒とし、駒ヶ根神社に安全祈願をして極楽平へと足を向ける。
高山植物はすでに花をおとしているももの天空には青空が広がり快適である。30分程で極楽平へと着くと目の前に名山三ノ沢岳、御嶽山が
そして南アルプスの名だたる名峰の向こうに富士が顔を見せてくれる素晴らしい展望だ!

駒ヶ根神社 極楽平へ続く登山道 極楽平
極楽平からの展望
花の名山三ノ沢岳 御嶽山 南アルプスと富士

極楽平からはサギタルの頭を巻くように雲上の稜線を歩く。花の季節には高山植物が咲き乱れるお花畑の稜線となる。
まだ咲き残っているコマウスユキソウ、トウヤクリンドウ、イワツメクサをパチリとしながら歩くこと10分、三ノ沢岳と宝剣分岐に着く。
縦走路はサギダルの頭を巻く 縦走路より眼下の千畳敷を望む 振り返ると島田娘から空木へ続く縦走路
まだ咲き残っていたコマウスユキソウ・トウヤクリンドウ・イワツメグサ

分岐からは目の前に中央アルプスのランドマーク宝剣岳がドーンと聳え、左奥に木曽駒が続く。
ここからは岩登りとなり、三点支持を忠実に守り鎖付きの本峰手前の岩尾根を越えてゆく。

分岐よりランドマーク宝剣岳と左に中岳から駒ヶ岳が続く
本峰手前の岩場 鎖場を下る登山者

本峰の登りに入ると傾斜がきつくなり、クサリとピンフックで身体を確保し、岩のトンネルをくぐり飛び出し岩へ登ると山頂となる。
とんがり帽子のような岩が突き出た山頂は独特な景観を持っており、先着されていた10人程の登山者の方々と共にその山頂を楽しむ。
岩の間には山休を待っていてくれたようにダイモンジソウも迎えてくれる。

本峰の岩場 岩のトンネル クサリ、ピンフック場
飛び出し岩 宝剣岳山頂 岩場にダイモンジソウ

20分程山頂でノンビリした時間を過ごした後、駒ケ岳に踏み跡を残すべく眼下に見える宝剣山荘へと岩場を下ってゆく。
浄土乗越からの道と合流すると登山者が急に増えてこんにちはを何度も繰り返す。天候も良く多くの登山者に天狗岩もご機嫌の笑顔!

宝剣山荘へと岩場を下る 天狗岩

宝剣山荘から木曽駒へは中岳経由と巻道の二つルートがある。
中岳山頂より木曽駒を入れて北アルプスの写真が撮れればとザレたゆるやかな道を中岳へと登っゆく。
残念ながら思惑とは裏腹に北アルプスは雲に隠れて姿を見せず! ガク!

中岳への登り 中岳山頂 中岳より主峰より主峰駒ヶ岳を望む

中岳からは一度頂上山荘のある鞍部へと下り、ザレたダラダラ坂を登り返すと駒ヶ根神社(木曾と伊那の二つの社殿がある)のある山頂だ。
木曽駒ヶ岳は宝剣の岩場以外は危険な場所も無く、ロープウェイで標高2600mの千畳敷まで運んでくれるので
ツアーグループや家族、女性登山者などでいつも賑わっておりその人気の程がうかがえる。


駒ヶ岳山頂…二つの社殿と山頂ポール 

社殿裏でおにぎりを頬張った後下山へ! ピストンは脳が無いので馬の背への稜線をしばらく歩き、トラバース道を頂上山荘へ戻ることに。
馬の背方面は歩く人も少なく静かな稜線歩きとなり、色づきはじめた草紅葉を楽しみながら分岐を頂上山荘へと下りガスが出はじめた巻道から浄土乗越へ。


静かな馬ノ背への稜線 草紅葉が進む イワヒバリかな!

浄土乗越からはたくさんの登山者と観光客の方に混じって千畳敷へと下りさ咲き残っている高山植物をパチリとして登山を終了。
中岳の巻道 浄土乗越 千畳敷へ下る
咲き残っていた花アキノキリンソウ・ウメバチソウ・ミヤマトリカブトと千畳敷カール