大峰山八経ヶ岳
トンネル西口より天女花オオヤマレンゲを訪ねて奥駆道を歩く

山域:大峰山脈
登頂回数6回
山行美:2015年7月13日
天候:曇り、小雨、ガス、時々晴れ間
コース・トンネル西口(8:15)→(沢コース)→奥駆道出合(9:10 9:15)→弁天の森→聖宝の宿→弥山小屋(11:00 11:10)→
群生地(11:20 11:35)→八経ヶ岳(11:42 12:10)→弥山小屋(12:30 12:56)→弁天の森→奥駆道出合(13:52 13:58)→トンネル西口(14:39)


ネット友人よりオオヤマレンゲの花情報を貰い大峰八経ヶ岳へと天女花ハイクへ。
土日と仕事をこなした開けの月曜日、天候もそこそのようでありこの日が最後のチャンスとばかりに午前5時40分枚方を出発。

有料・無料の京阪奈自動車道を葛城山、金剛山を右に見ながら大淀までひた走り、国道309号線を南下。
奈良のヘソ黒滝道の駅でトイレ休憩をして天川村よりこれでも国道かと思える一車線の細い道をミタライ渓谷を超えてトンネル西口に8時10分に到着。
平日の月曜日であるが、さすがに世界遺産でオオヤマレンゲの花期と重なり県外ナンバーの車も多く20台位が先着している。


富士の先輩世界遺産 3年前より有料化された駐車場 トンネル西口登山口

右岸沿いを歩き弥山への入り口木製の橋を渡り、八経ヶ岳へ通じる地図に記載された道でまだ歩いていなかった沢コースへ入ってゆく。
しばらく沢沿いを歩くと美しい緑の中に見事な滝が見えてくる。歩く人も少なく踏み跡不明瞭な所もあるがテープマークがあるので迷うことはない。

弥山、奥駆道への入り口 沢沿いのルート マイナスイオンたっぷりの滝

ルート脇に咲くヤマトウバナ、オトギリソウ、アジサイを楽しみながら沢筋を離れると斜面の九十九折の急登りとなり、何度も立ち休憩を繰り返えす
やがて足元に笹が広がり、頭上にシロヤシロ、ドウダンの緑が目立ちだすとトンネル西口からのルートへと合流し奥駆道出合へと登り着く。


斜面をジグザグを登る 通常ルートと合流 奥駆道出合
沢コースに咲いていた花達…ヤマトウバナ・アジサイ・コナスビ・オトギリソウ(タカネ)

一息入れて緩やかなアップダウンの奥駆道をカメラ片手にのんびり歩くと登山道脇にはポツリポツリとバイケソウが姿を見せはじめてくる。
昨年に比べると花が少ないようで裏年なのであろうか! オオヤマレンゲに勝るとも劣らない個性的な花であると思っており少し残念な気分!
石休の宿跡より倒木帯を登り弁天の森を気持ち良く通過して少し下ると真言密教の理源大師が鎮座する聖宝の宿跡となる。

石休の宿跡 倒木帯 弁天の森

大師像に触ると雨が降る言い伝えがありここは手だけを合わせて通過してゆく。
聖宝の宿跡を過ぎると登山道は心臓破りのきつい登りとなり得意の立ち休憩を連発して高度を稼いでゆく。

バイケソウ 理源大使像 弥山へ急登が続く

石の目立つ道から足元が木道に変わる頃空よりポツリ、ポツリとしずくが!理源大使像に触れていないのになあと今年初めてのレインウェアを着用。
木製の階段道から鉄の階段を超えて弥山小屋が近くなると雨も上がってくれるがガスで視界が悪くなる…ウム展望はダメかなあ!


木製階段の道が続く 鉄のはしご 弥山小屋はガスの中に

小屋前のベンチで小休憩をし、ガスで姿を見せない八経へ樹林帯を鞍部へと下って行く。
やがて鹿害防止ネットに囲まれたオオヤマレンゲ群生地に着く。

ネットを開けて入ると純白の花がチラホラと空中に浮くように咲いている・・・天女花オオヤマレンゲである。
ちょうど人も少なくたっぷりと撮影タイムが取れて天女花との会話も弾む。

八経ヶ岳は見えません 三角錐は頂仙岳 オオヤマレンゲ群生地
今年も元気に咲いていてくれたオオヤマレンゲ

群生地からは10分程で近畿最峰の八経ヶ岳山頂になりザックを下して昼食タイム。
ガスが晴れれば明星ヶ岳をピストンして来よう思っていたのであるが、晴れる気配がなく先着の登山者の方と山談義を楽しんだ後弥山へと引き返す。
弥山小屋まで戻ってくると大普賢方面のガスが薄くなり展望が広がリはじめてくる…ちよっと遅いよ!

八経ヶ岳山頂 ガスで幻想的な山頂付近の立ち枯れ
弥山からの展望…大日、稲村、山上、竜ヶ岳、大普賢、行者還

山頂での未展望を取り返すようにたっぷりと展望を楽しみ下山へ。 カメラをザックに収め聖宝八丁を下り、弁天の森より八経と弥山に別れの挨拶。
1時間程で奥駆出合まで戻り、
一息入れて沢コースを右に見てシャクネゲの群生するザレた道とトンネル西口へと下山。
今年も無事八経ヶ岳天女花トレッキングを終える…満足!満足
聖宝八丁の下りよち大普賢 弁天の森付近より八経と弥山 人生を鍛える人達