氷ノ山
福定親水公園より兵庫最高峰氷ノ山へ

山行日:2015年5月25日
天候:晴れ時々黒い雲
メンバー:関電おじさん トイレ派ノム氏 山休
コース:福定親水公園(9:12)→地蔵堂(10:00 10:06)→氷ノ山越(11:13)→仙石口(11:57 12:16)
→山頂(12:36 13:40)→神大ヒュッテ(14:07)→東登山口(15:22)→福定親水公園(16:05)
駐車場:福定親水公園 トイレ:公園・山頂にあり


相棒の関電おじさん(ミーとマン氏)より氷ノ山へ行きませんかとメールが入る。
なかなか単独では運転して行きづらい山、運転無し・助手席・後部座席指定の条件で参加を決定。
午前5時30分迎えの登山専用車の後部座席に予定通りチェックイン。


京都縦貫道・舞鶴自動車道・北近畿自動車道を走り、午前8時55分に登山口のある福定親水公園の到着。
福定親水公園 ルート案内板

支度をし公園より登山道に入って行くとすぐに布滝への分岐があり滝見学へ.
樹林に覆われてその全容を見ることが出来ないが、落差65メートルを誇る見事な滝である。

公園を抜けて行く 落差65mの布滝

分岐に戻ると登山道は28曲がりと呼ばれるつづら折の急登となる。
曲がりはじめてすぐにのぞき滝のポイントに着き覗くと不動滝が・・・全く見えない 滝好きの山休にはちと不満!

28曲がりを登る のぞき滝ポイント

さらに曲がり続けると連樹と呼ばれる不思議な木に出合う。
ホオノキ・ミズメ・タカノツメ・リョウブ・ネジキ・ナナカマド・マツブサが一樹に支えあっており自然の生命力を感じる。
共栄共存とはまさしくこのことであろう。


連樹

きついなあと思う頃にようやく曲がりが終り地蔵堂に着き一息入れる。
ここは孤高の登山家加藤文太郎氏が一夜の宿とした場所としても良く知られており、山休も登山スタイルに
少なからずも影響を受けていて不思議な感動を覚える。


地蔵堂の周りにはツボスミレ、トキワハゼ、ニリンソウの姿も見られる。
地蔵堂 トキワハゼ ニリンソウ

地蔵堂からは崩壊地の梯子を登り、目にまぶしいブナの新緑を満喫しながら
ひえの水、弘法の水、一口水の水場を通過するとやがて前方に氷ノ山越に建つ避難小屋が見えてくる。
氷ノ山越からはこれから向う最高峰を捉えることが出来る。

崩壊地に架かる梯子 美しい新緑 氷ノ山越えの避難小屋

水分補給をして氷ノ山越より緩やかな道を行くとブナの巨木が立ち並ぶ原生林となり。
樹林の間からは40年の前の青春の思い出ハチ高原を眼下に見ることが出来る。登山道脇に咲く山野草を愛でながら
稜線を進むと鳥取県若桜町からのルート合流点コシキ岩直下の仙石園へと着き休憩タイム。

ブナ原生林を歩く 鉢伏山、ハチ高原展望
登山道脇に咲くツボスミレ・カタバミ・イワカガミ・チゴユリ

仙石園からはコシキ岩を北から巻くようにトラバースして行く。
コシキ岩直下を抜けると登山道は階段状の整備された道が山頂へと続き、やがて左手上部に
尖がり屋根の山頂小屋が見えるとひと登りで標高1510mの頂となる。

仙石園 名物コシキ岩 山頂への道

6年ぶり二度目の山頂は平日にもかかわらず大勢の登山者で賑わっており、
さすがに兵庫県最高峰、全国区の山のようであり関東からのお越しの団体さんもおられる。
生憎の曇り空で大山は確認できないが、近隣の山々を下に見て食事をし1時間程至福の時間を過ごす。
賑わう山頂 鉢伏山を下に見る 小屋の向こうに三ノ丸

団体さんと楽しい山談議をし、記念の写真を撮ってもらい東尾根で下山へ。
背丈程の笹の中を下り、古千本杉、千本杉湿生植物群落を通過すると大段ヶ平登山口への分岐神大ヒュッテに着く。

*古千本杉、千本杉湿生植物群落は兵庫県の天然記念物に指定されています。

山頂にて 千本杉湿生植物群落 神大ヒュッテ

神大ヒュッテからは東尾根道を選択し、新緑の美しい樹林帯の中を下る。
途中にある奇岩一面岩を見上げ、一の谷休憩所を通過すと楽しみにしていたドウダンツツジ群生地だ。
あっと驚く赤提灯群を期待していたのであるが・・・ちょっと残念な気分に! 裏年かな?

神大より樹林帯を下る 人面岩を見上げる 一の谷休憩所
東尾根のドウダンツツジ群生地・・・なんとか一本に赤提灯

群生地に別れを告げブナ林を氷ノ山東尾根休憩小屋まで下り、まど登山口との分岐を左(北)に折れ
階段状の道を20分程で東尾根登山口に着く。 そこからスキー場を抜けて福定親水公園へテクテクと戻る。

帰路にとがやま温泉天女の湯で汗を流して氷ノ山登山の終了。
ブナ林と展望のすばらしい氷ノ山でした。
東尾根休憩小屋 階段状の下山コース 東尾根登山口