播磨富士明神山
農場公園夢やかたよりミツバツツジ咲く岩道を歩く

山行日:2014年4月7日
天候:ほぼ晴れ
メンバー:関電おじさん(ミーとマン氏) トイレ派ノム氏 山休
コース:夢やかた駐車場(9:13)→屏風岩→合掌岩(10:13)→地蔵岳→八丁坂→山頂(11:05 12:30)→
Bコース分岐→Auコース分岐(13:27)→マンモスの背→駐車場(13:55)
駐車場:夢やかた駐車場利用  トイレ:夢やかた(月曜日は定休日)


久しぶりの参加になるトイレ派ノム氏の希望で行先を播磨富士明神山に決定し、6時20分枚方洞ヶ峠を出発。
名神から中国道を福崎まで走り、当社最西端の営業所を横目で見て8時55分登山口である農場公園夢やかたに到着。
今年はまだ花見をしていなかったので公園に咲く桜をゆっくりと観賞。

農場公園ゆめやかた駐車場 駐車場に咲く桜を鑑賞

駐車場より見る明神山はまさしく小型富士で低山ながらもその存在感はたいしたものである。
登りをCコース、下りをAコースに設定しその三角錘をめざして夢前播磨富士の標識を右に折れて登山道へと入って行く。

見事な三角錘を見せる明神山 三角錘目指して川沿いを行く 夢前播磨富士の標識

樹林帯によく整備された道をしばらく登ると屏風岩と名づけられた大岩に着く。
岩を左から巻くようにして登ると明神山がさらに大きく見えて登山道沿いにはコバノミツバツツジが咲き乱れてくる。
グリーンとブルー、パープルのコントラストがなんとも美しい!

屏風岩 山を彩るミツバツツジのピンクとパープル

屏風岩を過ぎると登山道は岩尾根となり、観音様の腰掛岩、合掌岩と
続いてゆく。
観音様の腰掛岩 岩尾根が続く 合掌岩・・・落ちないように合掌

低山で楽に登れると高を括っていたのであるが甘かった。
急な登りと小さなアップダウンが続き息切れを連発し踏ん張るもなかなか山頂へ着かない。
がまん坂と呼ばれる急な登りをなんとかがまんしてクリアすると七合目の地蔵岳に着き一息!でもまだ七合目。

ロープの付けられた急な登り がまん坂 七合目地蔵岳

地蔵岳からは一旦鞍部に下り極めつけの八丁坂の岩道を登り切ってようやく山頂へと飛び出す。
山頂からはすばらしい展望が広がり先程までのきつい登りをすっ飛ばしてくれる。

八丁坂はきつい岩の登りが続く 九合目のガンバレ・・・頑張りました

山頂には年間300回程登っておられる地元の方がおられ山座同定をして頂く。
おお!あれが関電おじさんが血まみれになった雪彦山、向こうがトイレ派ノムさんとともに献血をした千ヶ峰、
夏に縦走しバテバテの千種槍、恥ずかしそうにちょこっと白髪頭を見せる氷ノ山と山談議もはずむ。

山頂と千種槍 氷ノ山方面展望 集合

山頂で1時間20分程のんびりと山の休日を楽しんだ後、Aコースより下山をはじめる。
気合坂と呼ばれるクマシデ、アカガシ、シラキなどの樹林帯に付けられた激下りを気合を入れて一気に馬谷分岐まで下ってゆく。

激下りの気合い坂 気合を入れて下る相棒二人 馬谷方面との分岐

馬谷分岐を過ぎると道は穏やかになり、Bコースを左に見てさらに下ると真っ二つに割れた岩がある。
柳生の里にある
石舟斎が切ったという一刀石に良く似ている。ここは作州が近いので宮本武蔵が切ったことにしておこう。

そんな夢物語を想像しながら歩いているとやがて夢展望台へと着く。
左Bコース 武蔵一刀岩(勝ってに命名) 千種連峰の眺めよし

展望台で千種連峰を眺めながらAかAuのどちらを下るかと相談し、やはりマンモスの背だろうとAuとの分岐へ。
マンモスの背は一枚岩で両方が緩やかに切れ落ちており、センターにロープが通してある。
ロープを補助的に使いバランスを取りながら慎重に下りてゆく。

展望台より千種連峰 マンモスの背を下る相棒 下から見上げると急である

さらに大黒岩を越えてミツバツツジに見送られながら夢やかた駐車場に下山。
播磨富士明神山・・・低山ながらも変化があり、ちょっとスリルの味わえる面白い山であった。
蛭君が冬休みに入る紅葉シーズンに再訪もいいかなあと思う。

明神山の妖精たち