高見山
たかすみ温泉より樹氷の名峰を訪ねる

山域:台高 登頂回数4回
山行日:2014年1月22日
天候:曇りのち小雪 ガスの濃い一日
メンバー:単独

コース:たかすみ温泉(9:55)→高見杉(10:37)→杉谷分岐(11:15 11:20)→国見岩(11:35)→山頂(12:04 12:18)→
杉谷分岐(12:36)→高見杉(13:02 13:06→たかすみ温泉(13:35)
駐車場 トイレ:たかすみ温泉


ネット仲間であるKENさんのレポを拝見し、午後より晴れの予報を信じて久しぶりに高見山へと車を走らす。
国道24号線から369号線に入り、峠越えの凍結道路を慎重に運転して9時35分に登山口のあるたかすみ温泉に到着。
コンビにで調達してきた朝ごはんを食べて先行された若者4人グループを追いかけるように川沿いを進む。

凍結した峠道 たかすみ温泉 川沿いを進む

前方に見えてくる白く化粧した赤い橋を渡ると左手に高見山登山口がある。
出だしよりハイキングコースのように良く整備された階段状の道をゆっくりと体調を確かめながら登って行く。

白く薄化粧をした橋 左に登山道 延々と続く階段状の道

下山時が膝にきついなと思いながら進むとやがて小さな谷となり、鉄の小橋を渡ると山道となってくる。

谷沿いをしばらく行くと『夢1000年の昔を語る』といわれる杉の巨木高見杉に出合う。

100年、200年、300年と登山者や旅人をずーっと見下ろしていたのであるなあと見上げて一礼!

谷に架かる橋・・・滑るので注意! 谷沿いに続く登山道 小屋横に高見杉

高見杉からしばらく行き二つ目の小屋を過ぎると登山道は尾根筋の登りになってくる。
次第に積雪も増してそろそろアイゼンをつけなくては思っていると小峠、杉谷からの分岐へと着く。
ここで小休止ついでにアイゼンを装着。。
二つ目の避難小屋 尾根筋に続く登山道は積雪が増す 杉谷登山道との分岐

分岐からは熊出没の看板を横目で見ながらアイゼンの爪を利かせながら登って行く。
山頂への標識を左に折れてゆくと木々には見事な霧氷が張り付きはじめ、国見岩まで来ると
霧氷の森がすばらしい広がりを見せてくれる・・・あとは天候回復のみ。

今は冬眠中よね! 山頂への標識 国見岩付近の霧氷

神武天皇ゆかりの国見岩からは見事な霧氷のトンネルが続き、押すだけカメラのシャッターを
パチリ、パチリとしながら息子岩の看板を通過して行く。

晴れていればすばらしい展望がある笛吹岩でようやく若者グループに追いつき・・・こんにちは
神話の世界国見岩 霧氷のトンネルが続く 元気な若者グループ

グループをパスさせて頂き山頂への稜線に出ると・・・天候回復は夢もまた夢、官兵衛なんとかしろ!
小雪混じりの北風に右ほっぺをたたかれて痛い痛い!

稜線はガスに覆われ視界もわずかな氷の世界である・・・大きく成長しているエビの尻尾が不気味!

山頂への稜線はガスに覆われて樹氷が怪人のように思える・・・氷の世界 ああ光がほしい!

山頂の高角神社に着くとこんな天気にもかかわらす大勢の人が登っておられ展望台下の小屋は満員御礼!
山休と同じく午後より晴れるとの天気予報を信じて登ってきた人たちであろう。

神社裏に回ると南の空が若干明るくなりかけており、これは青空が出るのではとかすかな期待を持つも
いくら待ってもグレーのキャンバスのままで山頂からの展望は得られず。
小屋も食事をする場所を得られず、この辺で堪忍したるとばかりに負け惜しみを吐いて下山へ。

山頂の高角神社 山頂展望台・・・下に小屋あり 山頂の霧氷

樹氷を楽しみながら杉谷分岐まで下ってくると薄っすらと青空の広がりが見えるでないか!
さすがに登り返す根性も無く、官兵衛作戦を誤ったなとたかすみ温泉へ撤退。

階段状の下りは軸足を何時と反対にし、右膝に負担のかからないようにして下りたかすみ温泉に13時35分に下山。
駐車場でラーメンを作り、恨めしげに青空を眺めながらお腹を膨らまして枚方へ車を走らす。

霧氷に泳ぐおたまじゃくし 鎌足伝説の揺岩 たかすみ温泉上空の青空