鈴鹿鎌ヶ岳
宮妻峡カズラ谷より厳冬の鎌ヶ岳を歩く

山域:鈴鹿
標高1161.1m 登頂回数15回(撤退4回)
山行日:2013年1月6日
天候:強風とガス、小雪交じり

メンバー:単独
コース:宮妻峡駐車場(10:30)→カズラ谷登山口(10:34)→たこ松さん(11:24)→雲母峰分岐(12:18)→鎌尾根分岐(12:45)
→岳峠(12:50 12:55)→山頂(13:10 13:45)→雲母分岐(14:06)→たこ松さん→登山口(15:05)→駐車場(15:09)
アクセス:車  駐車場:宮妻峡とカズラ谷登山口に多数


新春2弾は初歩きの綿向山より眺めた鋭鋒鎌ヶ岳に決め8時20分京都八幡市を遅めの出発。
八幡東より第二京阪に入り、新名神を経由し鈴鹿インターより椿大神の大鳥居を潜る。伊勢茶畑を抜けて宮妻峡へ。
山道に入ると昨日の積雪が氷つくように張り付いており緊張の連続!
安全運転で10時15分宮妻ヒュッテに隣接する駐車場に到着。


新雪でラッセルが必要になるかもと新調した小型のスノーシューをザックに結びつけて10時30分車道を登山口へ向かう。
5分程アスファルトの道を行くと右に登山口があり、鎌へ向けてカズラ谷へと入って行く。

谷に入るとまず雪景色の沢を渡り、再び渡り返して沢沿いを行くと前方右に砂防ダム、左に小滝が見えてくる。

カズラ谷登山口 沢を渡る 沢沿いを歩くと砂防ダムが右に見える

ルートはその間にあり、滝を左岸より高巻くようにして岩場を登って行く。
岩場には雪が凍りつくように張り付いており、三点支持の基本を忠実に守り滑らないように足元に気を配る。
滝上部に出ると登山道の傾斜は緩やかになり新雪を踏みしめて順調に高度を上げてゆく。
先行者が一人おられるようでトレースがしっかりついておりアイゼンは要らず。

左に小滝 左岸の岩場を登る 滝上部はなだらかな道が続く

いつも休憩するたこ松さん(登山道に張り出した根がたこの足に見える為勝手に命名)来ると
先行者のトレースに爪跡があらわれここで休憩がてらアイゼンを装着する。

やがて小さな沢を渡ると樹林帯の急な登りとなり、前回の初詣登山綿向のように駆け上がることは出来ず
木の根に爪を引っ掛けながらヨイショ、エイコラと声を出しながらの亀足登山となる。

鎌の友人たこ松さん 小さな沢を渡ると樹林の急登 樹林の間よりに入道ヶ岳

雲母峰の分岐まで登ってくると雪もしまりだし、足元のシリオ君がキュキゥットいい音をカナで始める
そして樹林の間より水沢岳や入道ヶ岳も望めるようになる。
雲母峰分岐手前は溝状の道が続く 水沢岳が顔見せる 雲母峰分岐

分岐からは尾根状の道を歩き、笹が埋もれた急坂をピッケルを打ち込んでグィと登ると鎌尾根の取り付きとなる。
ガスが濃く鎌の山頂部は見えず強風で身体がガタガタと震える。

昨年は今日以上の強風と雪で無念の撤退をしているのでなんとかリベンジをと岳峠に下りヤッケを一枚羽織る。
笹が埋まる急坂 鎌尾根分岐 岳峠長石谷・・・裏はニゴリ谷

雪が深いと難所と化す山頂へのルンゼ状のルートは雪が少なくスムーズに通過、直下の岩場を登り山頂に立つ。
あいにくのガスで展望は全く無いもののリベンジなり15度目の頂に満足感が湧いてくる。

ガスに煙るルンゼ状のルート ルンゼを登り岳峠を振り返る 直下の岩場
北側山頂 鎌尾根側山頂部

少しシャリバテがはじまっているようであり、下山にそなえて定番どん衛兵で腹を膨らます。
食事中湯ノ山温泉より長石尾根で登って来られた二人の方と山談議をして山頂35分程の滞在で下山へ!

社横で風を避けて・・・神様失礼! 定番どん衛兵

岳峠まで慎重に下り、鎌分岐へ登り返してたこ松さんまで一気に下りアイゼンを外して小休止。
小滝より登山口を通過して愛車の待つ駐車場へと戻り新年2度目の山行を終える。