鎌ヶ岳 
長石谷から山頂へ沢と尾根歩きを楽しむ

山行日:2010年12月12日
天候:ほぼ曇り少し晴れ間あり
メンバー:単独
コース:スカイライン裏駐車場(8:35)→長石谷登山口(8:40)→谷尾根分岐(8:49)→犬星の滝(9:31 9:35)→
岳峠(10:27 10:32)→山頂(10:44 11:30)→三ッ口谷分岐(11:50)→谷尾根分岐→駐車場(13:05)

11月、12月と連続して鈴鹿の山々を歩いているが最もお気に入りの鎌ヶ岳を忘れており、これは「イカン」と
12日、少し出遅れ気味の午前6時30分男山を出発し、京滋バイパス、新名神を乗り継ぎ登山口のある名湯湯ノ山温泉へ車を走らす。
今日の予定は登りは長石谷を詰めて鎌の頂を踏み、長石尾根を下って登山口に戻る周回コースである。

日曜日で御在所へ登る人が多く鈴鹿スカイライン側の駐車スペースは満車状態であろうと、温泉街の中を抜けて
旧スカイライン料金所裏にある空き地に車をプール。
支度をし、少し舗装道路を戻った所にある登山口より長石谷へ入って行く。
この時期にこの谷を歩く人は日曜と言えどほとんどおられないようで静かな山歩きの出来る雰囲気である。
スカイライン内側の駐車スペース 舗装道路を少し下って右に登山口  沢を渡ると登山道
登山口より沢を渉り,谷沿いの道をしばらく歩くと山側に長石谷に続く登山道があり、右折して登ると
尾根コースとの分岐に出合う、ここで谷コースを選択し沢沿いへと脚を進める。
長石谷は明るく開けており、ちょっとした沢歩き気分の味わえるコースで、何度か沢の渡渉を繰り返して高度を上げてゆく。
枯木で通行止め右に登山道 谷、尾根コース分岐 明るく開けてくる
長石谷登山道風景
小滝が目を楽しませてくれる
コースは沢の中にありちょっとした沢歩き気分を味わうことができる
谷筋の岩につけられているペンキマークにしたがって登ってゆくと途中に犬星の滝を呼ばれる滝があり寄り道をしてひと休憩。
滝を過ぎると谷は徐々に狭まって傾斜がきつくなり、足元の浮石に気をつけてさらに登ると谷が大きく二つに分かれた場所に登りつく。
ペンキマークは左の谷につけてあり地図を確認してさらに傾斜のきつくなっている谷筋を登って行く。
一筋の滝 犬星の滝
やがて谷が姿を消し、足元に笹が目立ち始めて樹林の間より鎌の岩稜が見えるとあっけない感じで岳峠に到着する。
岳峠はさすがににぎやかで宮妻渓谷、鎌尾根から登ってくる人が絶えない。
岩に腰掛けていると鎌がはじめてという初老で同年配の登山者の方に声をかけられて鎌の登山コースについてお話をさせて頂く。
鎌の頂へは右側の鞍部よりガレの目立つ急な斜面を登り、岩道をひと登りするとてんっぺんである。
今日の頂はいままでのように快晴とは言えないがそこそこの展望で小生を迎えてくれる。

山頂には各方面より来られた大勢の登山者の方がおられコーヒーを飲んだり、お弁当を食べたりと結構な賑わいである。
お気に入りの鎌尾根を見ながら鍋焼きうどんで腹ごしらえをして、温かい珈琲で島崎三歩の気分にゆっくりと浸る。
小生と逆周りでこれから長石谷を下るという外国の方がパートナーの二人連れの登山者の方と懇意になり、情報交換に話が弾む。

鎌ヶ岳北側の頂 南側より鎌尾根を望む
下山は予定通り長石尾根を選択し、頂上稜線にある取り付きよりロープも付けられている急な斜面を一気に下って行く。
しばらく下ると三ツ口谷との分岐があり、ここで谷に下ろうかとしばらく悩んで休憩し、春の楽しみにとっておこうと予定通り尾根筋へ。
尾根コースの最初は激下り 三ツ口谷分岐 分岐からは雲母峰がポッカリと
長石尾根は左手に御在所岳を見ながらの快適コースで、時折出没する松の木がいい変化を作っている感じである。
中部電力の鉄塔をいつくか通過すると谷コースとの分岐に到着し、沢沿いを登山口へと戻り駐車場へ。
帰路は湯の山片岡温泉湯でのんびりとして京都に戻る。
尾根筋より御在所岳 尾根には松ノ木がポツリポツリ 鉄塔を3つ程越える