湖北横山岳
花を求めて三高尾根から東尾根を周回

山行日:2012年5月19日
メンバー:単独
天候:晴れ
コース:白谷登山口(9:17)→コエチ谷登山口(9:22)→烏越峠(10:00 10:10)→西峰山頂(11:37 11:41)→
東峰山頂(12:07 13:10)→東尾根登山口(14:09 14:13)→夜這橋→白谷登山口(14:40)
駐車場:白谷登山口に多数 トイレ:白谷登山口にあり
行動時間5時間23分(歩行4時間2分 休憩1時間21分


春の鈴鹿遠征を御池で終え、湖北、大峯への方向変換の第一弾として花の名山横山岳へと車を走らす。
早朝京都男山を出発し、南インターより名神を北上、北陸道木之本インターより下の道を走り9時白谷登山口に到着。


山開きを翌日に控えたこの日は第一駐車場が準備の為閉鎖になっており手前に車を停める。
白谷・五銚子の滝コースが残雪為5月末まで通行止になっており、コエチ谷から三高尾根経由で山頂を目指すことに!

第一駐車場は山開き準備中 コース案内板 白谷は通行止 入れません

仕度をし道路を少し戻ったコエチ谷登山口より林道に入ると早くもたくさん花達が歓迎の挨拶をしてくれる。
林道終点からは樹林帯の急斜面をハアーハアーと息切れの連発で登る。
三高尾根分岐に着くと大勢の登山者の方が休憩されておられ挨拶だけ交わして通過し、烏越峠にて一息入れる。

越地谷登山口 三高尾根への急斜面 烏越峠
入山即歓迎してくれた花達・・・キンポウゲ・ミヤマキケマン・ムラサキケマン・クサイチゴ・シャク

烏越峠からは激登りとなり、得意の立ち休憩を何度も何度も繰り返す。
五銚子の滝コースは有名な激登りであるが、この三高尾根も負けず劣らずの厳しい登りの連続で
折れそうになる心を「なにクソー」と老体を励ましながら登り、駐車場を出て2時間20分バテバテで西峰に到着。

ブナ林の急登 展望所より三高尾根を望む 賑わう西峰山頂
三高尾根でバテる山休を笑い、励ましてくれた花達!
ミヤマハコベ・タチツボスミレ・ユキザキ・ユリワサビ・ヒトリシズカ・トキワイカリソウ

さすがに土曜日の花の名山、たくさんの人が至福の時間を過ごされており、日陰部分は空きスペースが無いほど!
東尾根コースより登られてきた単独の方とお話をし、昼ごはんは東峰の頂で取ろうと賑わいの西峰を後にする。

この時期でも尾根筋には残雪があり、今冬の雪の多かったことが覗われる。
尾根筋の樹林帯を抜けると開けた場所に出、登ってきた三高尾根、白山方面、琵琶湖方面が望めるようになる。
登山道脇の小岩に腰掛けて展望を楽しんだあと東峰の頂にザックを下ろす。
尾根筋に残雪が 急登の三高尾根・参りました 白山は押すだけカメラでは撮れず
琵琶湖と余呉湖の展望

東峰は登山者の方も少なくヤキゾバを作り、自慢のドリップコーヒーでのんびりと山の休日を堪能する。
三重より来られたご夫婦の方と懇意になり、鈴鹿の山の話で盛り上がり1時間程山頂に滞在。

影響力は小さくなったとは言え、まだまだ一家の主の身、下らなければ奥さんより次の山行許可がおりないと
山頂に咲くイワンナシとイワカガミに別れを告げ東尾根コースより下山をはじめる。

東峰山頂 山頂に頑張って咲いていたイワカガミとイワナシ

下山をはじめるとすぐにトクワカソウが咲いており、おおラッキーとパチりとシャッターを押し、
東尾根の広大なブナ林を気持良く下って行く。標高が低くなり出すと樹林の中に徐々に杉が目立ち始めて
登山道脇には再び春の妖精達が顔を見せ始める。
トクワカソウ 広大なブナ林を歩く・・・気持が良い
東尾根コースに咲いていた花達
シハイスミレ・ヤブデマリ・ウツギ・イチリンソウ・ヤマブキ・ユキグニミツバツツジ

杉の林の中にある標識を右に下って東尾根登山口に下山
林道をトコトコと歩き夜這橋から白谷登山口へと戻り花巡りの山歩きを終える
この林道脇にもたくさんの花が咲き最後まで目を楽しませてくれる横山岳であった。。

杉林に東登山口の標識 林道沿いにある東尾根登山口 夜這橋と夜這の水
林道で最後まで楽しませてくれた花達
ツボスミレ・藤・シャガ・ツルニチニチソウ・ヒメオドリコソウ・カキドウシ