比良山系 武奈ヶ岳
ダイモンジソウを訪ねて比良神璽谷から武奈ヶ岳へ

山行日:2011年10月11日
天候:薄く曇り
メンバー:単独
コース:元リフト乗場(8:25)→(神璽谷コース)→神璽の滝(9:05 9:10)→北比良(10:42)→八雲ヶ原(10:52 10:58))→
(スキー場Aコース)→コヤマノ岳分岐→武奈ヶ岳(12:05 13:20) 
→イブルキのコバ(13:45)→八雲ヶ原(13:58)→金糞峠(14:32 14:38)→青ガレ(14:57 15:03)→大津ワンゲル駐車場(15:47)

ネット繋がりのヨネちゃんよりダイモンジソウが比良に咲いているとの情報があり、それではと比良に向かうことに!
11日の朝、娘のアッシーをした後午前6時40分京阪樟葉から旧1号線を走り南インターから名神に、東インターより湖西道路を北上、
途中のコンビニで食料の調達と用足しをして大津ワンゲル道入り口の駐車スペースに8時10分車を停める。

支度をし今日のコース予定を神璽谷から武奈、下山を青ガレ経由として小雨の中を元リフト乗場へと脚を進める。
今は廃墟となっている元リフトの乗場を通過し、いつもお世話になる沢コースを左に見てゆっくりと本コースを登って行く。

大津ワンゲル道口駐車スペース ノコンギク 元リフトの乗場

釈迦岳分岐を左にコースを取りしばらく行くと神璽滝との分岐に到着、雨もなんとか止んで青空も少し見え出す。
分岐より少し下ると比良の名漠神璽の滝である。 沢コースよりここまで3つの滝を越えて来たこともあるがどうしても
この神璽の滝を越えることが出来ず「いつかは越えさせてください』ときれいなしぶきを上げる滝に挨拶をし休憩後本道へと戻る。


左に沢コースを見て本道を行く 釈迦岳との分岐 神璽の滝へは左へ下る
きれいな水を落とす神璽の滝と出迎えてくれたアキノキリンソウ

しばらく道は穏やかで天神宮の灯篭を通過し、赤い鳥居に手を合わせたあと沢へと下りてゆく。
沢に入るとすぐに遭難碑があり、いつものように冥福を祈りガレた谷筋から砂防ダム横に貼られたロープ場をひと越えする。
この神璽谷コースは変化に富み何度歩いても退屈せずに歩くことが出来る比良でも有数のコースであろう。

比良天神宮跡 合掌遭難碑・・・比良には結構多い! 砂防ダム横のロープ場

プ場を越して川原にでると岩の間に今日の目的であるダイモンジソウがあちこちに咲いておりデジカメタイムのはじまり!
コンパクトカメラではどうもうまく撮れず、接写用のカメラを置いてきたのが悔やまれる(涙)!!
帰宅後確認すると20枚程撮影した中でピントがあっていたのは2枚程で自己の腕の悪さを棚に上げてコンパクトカメラに口をこぼす。

神璽谷コースに咲くダイモンジソウとアキチョウジ

撮影タイムを終えて大きな石の重なり合う谷筋をさらに登り分岐の目印三角のピラミッド岩より左の枝沢に入って行く。
蟻地獄地獄コースへ続く小さな滝から今回は未だに歩いたことの無い左の迂回コースを選択する。
三角のピラミッド岩より左へ 小滝より迂回路の道あり 尾根筋を歩く迂回路

春にはイワウチワが咲く急な尾根を登り切ると蟻地獄コースの中間点ニードルに飛び出す。
沢歩きやガレ場、ザレ場の苦手な方は此方のコースを選択するのが良いであろう。
蟻地獄のクサリは砂に埋まり歩きにくいので踏み跡に従い植生を傷つけないようにひと登りしてダケ道分岐より北比良へと抜けて行く。

蟻地獄のニードル 蟻地獄コース 北比良

天候がもう一つで堂満に寄って帰ることも考えたが、とりあえず山頂ポールに挨拶をと八雲ヶ原に脚を向ける。
5分程遊歩道を下り着いた八雲ヶ原は黄葉にはまだ早いが高層湿原にはたくさんのウメバチソウとリンドウが咲き目を楽しませてくれる。
ロッジ跡の石のベンチで休憩をし、武奈へは青春の思い出スキー場Aコースから登ること!
八雲ヶ原高層湿原 ウメバチソウ リンドウ

スキー場Aコースはススキが奇麗で道も歩きやすくドンドンを高度を稼げる。
終点より樹林帯に入りコヤマノ岳稜線が近づくとブナの森となり黄葉にはまだ早いが気持の良いトレッキングが続く。

コヤマノ岳との分岐を過ぎると武奈の山頂稜線が顔をだし『おお 武奈』と声がでる。

スキー場Aコース 終点は右側より樹林帯へ ブナの森
今日の武奈山頂稜線 今年2月の武奈山頂稜線
コヤマノ岳コースはやがてイブルキのコバからの道に合流し、深い溝状の道を頭を下げながら進む。旧山頂へのザレ場を左に折れ
十年程前に新しく整備された階段状の道をひと登りすると西南稜との分岐に着き先方におわん型の山頂が目線に入る。
山頂手前の深くえぐれた登山道 山頂稜線・・・手前最後の登り 稜線に立つと山頂は目の前

この日は三連休明けでさすがに登山者はほとんど居られず、1時間あまりのんびりと山頂で過ごす。
頂で点てるドリップコーヒーの美味いこと! 最高! さらにもう一杯! ああ三歩の気分!
ポールにあと1回立つと年齢に追いつなあと話し、いつダウンするか分からないので20回位はリードをつけて逆エイジシュートを維持するよと約束。

坊村より登ってこられた単独の登山者の方と山談議をし、記念の写真を1枚撮って頂き八雲ヶ原へ。

西南稜と煙る北山 武奈ヶ岳山頂

下山はイブルキのコバを経由し、八雲ヶ原から渓流沿いの道をヨウキトウゲ谷方面へと向かう。

渓流に架かるいくつかの橋を渡りヨウキトウゲ谷分岐より金糞峠へと登り返す。
橋を渡るとイブルキのコバ 八雲ヶ原ロッジ跡 ヨウキトウゲ谷への道は小橋が多い
金糞峠からは青ガレを通り、金糞滝に寄り道をしてイン谷に下り大津ワンゲル道駐車場に戻る。
金糞峠 青ガレ 登山口のイロハモミジはまだ緑