諏訪富士 蓼科山 
大河原峠から双子池、亀甲池、天祥ヶ原、蓼科山周回

山行日:2011年10月4日
天候:晴れほとんど雲なし 山頂風強し 
メンバー:ミーとマン氏 アイゼンノム氏 鶏ガラ君 山休
コース:大河原峠→双子山→双子池→亀甲池→天祥寺原→蓼科山→大河原峠


剱登山より帰宅してからボーとした日々を過ごしていると相棒ミーとマン氏より10月に最後の遠征をしませんかとメールが入る。
剣では少し消化不良だったのでこれはチャンスとばかりにお気に入りのコース奥穂から西穂をリクエスト!

西穂は無理との意見よりと中央アルプスか南八ヶ岳にプランを絞り込み、自身は剱で感じた体力の衰えを補う為、交野山で身体を鍛え直す。
何せ今回のメンバーは30代前半のバリバリ鶏がら君と当サークルで最強のロングトレッカー5g君に勝るとも劣らない健脚30代後半のアイゼンノム氏
遅れを取っては末代までの笑いものと当日までに比良1回、交野山2回で体力アップを図る・・・一夜漬けは無理ですよ!

雨男の参加で5日に考えられない前線通過天気予報を考慮し、雨を避けた一日限りの蓼科山山歩に決定し、
10月4日午前0時京都男山を出発、第二京阪、名神、中央高速を順調に走破し仮眠ポイントの諏訪サービスエリアに到着。
もちろん年功序列で立て社会の強い当のサークルにおいては運転は若手二人で、老体二人は後部座席ではじめからグーグー!
6時に起床し、朝ご飯を食べてノム氏の恒例行事ロングタイムトイレを済ませたあと登山口である大河原峠に向かう。

8時45分登山口大河原峠に到着すると雪を頂いた北アルプス後立山連峰が快晴の中で大歓迎をしてくれる。
快晴の予感諏訪湖 大河原峠登山口 大河原峠から浅間山が
雪を頂いた後立山連峰鹿島槍から白馬岳
準備をしたあと昨夜の冷え込みで霜柱の目立つ道をサクサクと双子山へと脚を進める。
熊笹を掻き分けるようにして15分程登るとなだらかな山頂を持つ双子山に到着し、本日の最高点蓼科山が奇麗な山容を見せてくれる。

登山口にて三◎カトリオ 太陽に向かって熊笹の中を進む 雲がほしい!双子山山頂と蓼科山
双子山山頂稜線で先行されたいた団体さんをパスさせてもらい、北横岳を右に身ながらなだらかな稜線を行く。
やがてツガ林の下りになり、ここで京都城陽からやって来たというグループとワイワイガヤガヤと話しながら進み双子池に到着。
双子山のなだらかな稜線 北横岳を右に見て! ツガの森を気持ちよく下る

双子池には大勢の登山者やハイカーの方がおられ皆さん池を見ながらのんびりと秋の北八ヶ岳堪能されている模様。
朝陽をあびてキラキラと光る双子池(雄池)は神秘的なイメージがあり、今にも天女が現われそうで何時間見てても飽きない。

そのイメージとは遠くかけ離れた3人組(山休除く)は感傷に浸ることも無くふざけあっており写真の邪魔に!どけ!こら!(笑い)

男は似合わない!早くどいて! 神秘的なイメージ・・・双子雄池
小休憩の後、雌池のほとりを気持ちよく歩き3つ目の亀甲池へと脚を向ける。
双子池(雌池)ほとりを歩く 透明度バツグンの雌池 北横稜線と双子雌池・・・これぞ北八

双子雌池からは亀甲池に向けて岩と苔の目立つ樹林帯を登って行く。
やがて穏やかな下りになり熊笹が多くなり出すと前方にこれまた神秘の水をたたえた池が姿を現わす・・・亀甲池である。
標高が少し高く池を囲む樹林が紅葉のしはじめておりメルヘンチックな雰囲気が!


三人組みにこの池も似合わないので亀甲池のイメージを壊すといけないので前に出て写真を取る。
双子雌池 樹林帯を行く・・・足元には苔がびっしり
亀甲池U景

亀甲池からは天祥寺原に向けて森の水平道をゆくと前方に見事な三角錘をした蓼科山がドーンと姿を現わす。
ここまでが穏やかな道続きだったので『エッ あれを登るのかと』少し引き気味に!・・・見上げる三人もどうやら同じ思いのようである。

水平道に向うに蓼科山の三角錘 天祥寺原
天祥寺原に入ると絵本に出てくるような風景が続き、蓼科山への急な登りも忘れて癒しの気分が体全体をい覆う。
ここで『急な登りに備えて行動食を摂リましょう』とのミーとマン氏の言葉で我に返り、おにぎりとソーセージを元気に頬張る。
天祥寺原を快適に歩く 青空に蓼科山が大きい! 真中U字に双子山

蓼科山の登りに入ると遠くからは分からなかったが登山道はガレた急な道になり、浮石に気をつけて急激に高度を上げて行く。
先頭を行くノム氏が敬老精神を発揮してくれているのかペースがゆっくりでなんとかついてゆく。
標高が上がると木々も次第に色づきはじめパチリとシャッターを押しながら樹林帯を抜けて将軍平に到着。

蓼科山へのガレた登り・・・ダケカンバの目立ちはじめた樹林帯の中もガレが続く
将軍平からは、ゴツゴツした岩塊の急斜面を息切れを連発しながらもよじ登ってゆくと目線より木々が消えて岩だらけの山頂へと到着。
山頂からは360度の展望が広がり、黒く光る北アルプスの稜線を確認したトタン、身体よりアドレナリンが噴出し広大な山頂を思わず走ってしまう。

山頂からは南八ヶ岳はもちろん、南北中アルプス、御嶽山、浅間山、眼下に白樺湖から美ヶ原と・・・ウム、絶景!絶景!絶景!
今夏4度目の遠征にてはじめて快晴の頂で迎えてくれた北八ヶ岳の盟主蓼科山の感謝!

長大な北アルプス連峰(槍穂高から後立山) 大キレットもクッキリ!
赤岳を主峰とする南八ヶ岳 南アルプス・・・鳳凰三山 北岳、甲斐駒 仙丈を遠望
展望を思う存分楽しんだあとご夫婦の方に色気の無い男グループの記念撮影をお願いし、パチリと撮って頂く。
広大な山頂の中ほどにある蓼科神社奥宮に晴天のお礼をし、山頂のヒュッテまで戻り三角点に別れを告げて下山へ。
女の神の頂には似合わない男ども! 蓼科神社の奥社
蓼科山頂ヒュッテ 三角点で満点の笑顔を見せる相棒達 八ヶ岳さん来年また会いましょう!

下山は将軍平まで急な岩道を下り、縞枯れの風景を楽しみながら長い樹林帯を大河原峠まで戻る。
穂高や剱の岩稜歩きとは一味ちがう森と池コラボが心に残る癒しの山旅を終える。
大河原峠までの下山路は縞枯れの中を歩く

下山後は山好きのオーナーが経営するペンションに一泊し、翌日諏訪神社に参詣して、仲間といい山旅が出来たことを感謝。
来年はサークルの山ガールと来れればなあと御柱に手を合わせて京都に戻る。
ミーとマンさん来年の計画よろしくお頼み申し上げます・・・終了!


ペンショウン山の朝 さざれ石 下社御柱 上社御柱