藤原岳
表登山道より展望台(山頂)
2010年最終山行

山行日:2010年12月29日
天候:曇り
メンバー:単独
コース:表登山道登山口(9:43)→4合目(10:21)→8合目(11:12 11:16)→藤原山荘(11:55 12:36)→
展望丘(山頂)(12:49 13:00)→藤原山荘(13:15)→8合目(13:32)→4合目(13:52)→登山口(14:13)

2010年度最後の山歩きは雪のある山へと年末も押し迫った29日、車をホームグランドとしている鈴鹿へと向ける。
東名阪より鈴鹿山脈を眺めるとどうも仙ヶ岳から鎌は積雪の気配が無いようで、雪を求めてさらに北上し藤原岳まで脚を伸ばす。
9時20分西藤原の表登山口に到着、結局年初の藤原岳にはじまり、今年は藤原岳で終る一年となる。


2010年の初登山であった藤原岳天狗岩はすばらしい雪景色と霧氷で初歩きに花を添えてくれたのであるが、
はたして最後はどうかなあと期待感を抱きながら靴の紐を絞め表登山口の鳥居をくぐって行く。

登山口にある休憩施設と駐車場 表登山口 年初に訪れた時の藤原岳
お地蔵さんが鎮座する二合目までくると寒波の接近で上空より雪がちらつきだすが不思議と寒さは感じない。
杉林の3合目を過ぎて開けた4合目に到着するとうっすらとした雪景色になり、雪上トレへの期待感が膨らんでくる。
4合目より上は昨日降ったのであろう新雪と森のマッチングがきれいで、足元からもキュキユと気持ちの良い音が聞こえはじめる。

二合目では雪がちらつく 4合目は雪景色に 新雪が目立つ登山道
5合目を通過し、6合目には寄らずショートカットして杉林の中にある7合目あたりまで来ると
道は真白になり徐々に冬山の雰囲気になってくる。

杉林を抜けでると聖宝寺道(裏登山道)との分岐である8合目に到着する。現在通行止となっているので注意!
もう少し積雪が多くなるとこの8合目より冬期ルートが開かれるのであるがまだ雪が少なくロープが張られたままであり、
トレースに従って夏道より9合目へと登ってゆく。

7合目標識付近…積雪は10cm程 聖宝寺道との合流点 8合目
8合目から9合目は春に福壽草が咲き乱れる場所であり、個人的には保護地域にし別のルートを作るべきと思っているのであるが!
9合目からは積雪もくるぶしくらいになるがアイゼンの必要はなく、樹林の中の急な道をよいしょと登り藤原山荘へ到着する。

9合目からの樹林帯 藤原山荘 山全体に霧氷が薄っすらと!
山荘内で鍋焼きうどんの昼食を取り、ひと休憩したあと年初に寄らなかった展望丘へと脚を向ける。
一度西尾根からの旧道鞍部へと下り、雪でクッションの効いた展望丘への道を15分程登ると山頂に着き、霧氷の歓迎を受ける。

藤原岳(展望丘)と霧氷
山頂には2人の先着登山者がおられ挨拶を交わし、雲が低く満点の展望と言えないが今年最後の風景を押すだけカメラにパチリパチリと収める。
ゆっくりとしたいのであるが、風が強くなり出し、雲も大分下がってきているので10分程で山頂をあとにし山荘へと戻る。
展望丘(山頂)からの展望
天狗岩方面 土倉岳と御池テーブルランド
孫太尾根に続く稜線 青空に霧氷
先程まで山荘におられた登山者の方はほとんどがここで引き返されたようで、誰も残っておられず皆のあとを追うように下りはじめる。
下りにはちょうど良い積雪でカカトを雪面に打ちつけるようにしてトントンと下るとあっと思う間に8合目に到着。

展望丘からの下り 雲がかあkりはじめた展望丘 ありがたい藤原山荘
7合目、5号目と順調に下り、山荘で知り合いになった何組かの登山者の方をパスさせて頂き、
雪の解けはじめた4号目を通過、2合目のお地蔵さんに一礼をして登山口まで一気に下ってゆく。
登山口の休憩所にありがたくも設置されている洗い場で靴の汚れを落させて頂き2010年度最後の山歩きを終える。