蒜山三山縦走
上・中・下蒜山を秋の花を求めて縦走

山行日:2010年10月16日
天候:晴れ時々曇り
メンバー:ミーとマン氏 山休
コース:上蒜山登山口→槍ヶ峰→上蒜山→ユートピア→中蒜山→フングリため→下蒜山→雲居平→犬挟峠

前日の大山階段登山でメチャクチャ痛めつけられた足腰を蒜山ホテルの温泉でゆっくりと癒し、今日は待望の三山縦走である。、
ホテルの車で上蒜山の登山口まで送って頂き、ジャージー牛の親子が朝の食事をする草原を登りはじめる。

昨日の宿 蒜山ヒルズ ジャージー牛の牧場 草原歩きよりスタート
登山口より続く樹林帯の急な登りを息切れを繰り返しながら抜けると、視界が開け眼下に蒜山高原の広がりを見ることが出来るようになり、
登山道にはセンブリ、リンドウ、キリンソウ、ツリガネニンジン等の秋の花達も出迎えてくれる。
本日のコース クリックで拡大 取り付きの急な登り 樹林帯を抜けると眼下に高原
上蒜山の登りで出迎えてくれて秋の花達
アキノキリンソウ リンドウ
ツリガネニンジン リュウノウギク
ヤマラッキョウ 白 センブリ
4、5、6、7合目と草原状の気持ちの良い登りで。槍ヶ峰と名づけられた8合目まで登ってくるとさらに視界が広がり、
昨日登った大山、これから向かう中蒜山がきれいな山容を見せてくれる。
8合目からはなだらかな稜線をしばらく歩き、少し紅葉のはじまった樹林帯に入るとまもなく
三山の中で最も標高の高い上蒜山山頂に到着する。
上蒜山への登り(5合目と6合目付近) 8合目より振り返る
上蒜山山頂は樹林に囲まれて展望はなく、一息入れたあと昼休憩を予定している中蒜山へ脚を向ける。
中蒜山へは樹林帯を一度鞍部に下降して行く。この下りは結構な激下りで、ロープ、鎖でフォローされているものの
粘度質の土に足を滑らせてズドーンと尻もちをつくこと数度。
2年間付き合ってくれている足元のシリオ君がビブラムが磨り減ってもう限界ですと何度も言ってきており、
もう少しの我慢となだめて鞍部まで下り、同標高へ登り返して行く。

上蒜山山頂 激下りには鎖が
中蒜山への登りはユートピアと呼ばれる美しい草原の尾根筋となり、
ここにもヤマラッキョウ、ウメバチソウなど秋の花が咲いており、撮影タイムに何度も脚を止めてパチリ、パチリ!
最近やけに腱脚になった相棒のおしりと赤いザックが草原の中にゆらゆら!

ウメバチソウ ヤマラッキョウ
到着した中蒜山の山頂は展望抜群で思わず万歳ポーズ!
反対方向より登ってこられたご夫婦の方に記念撮影を撮って頂き、昼食タイムへ。
眼下の蒜山高原を眺めながら昨日の宿ホテル蒜山ヒルズで作って頂いたおにぎり弁当がやけに旨い!
締めは今は準会員に降格となっている新婚バテ氏から頂いたドリップコーヒーで乾杯!

中蒜山よりユートピアと上蒜山を見る 山頂で乾杯
三つ目のピーク下蒜全へは塩釜からの分岐で道を左にとり、フングリタメと名づけられた鞍部へと再度下って行くことになる。
分岐より見る下蒜山への道ははるかに遠く、どこか比良西南稜に似ている雰囲気があり、すごく歩きたい気分にしてくれる。
復活登山の為、体調を気遣ってくれる相棒からの【行きますか】の問いに【勿論】と答えて下りはじめる。

下蒜山へ続く稜線 鞍部フングリタメ 鞍部から草原を登る
下り切った面白い名前のフングリタメからは緩急混ざり合う稜線伝いをゆっくりと登って下蒜山頂に到着。
ここで一息入れて蒜山の絶景ポイント雲居平へと下りて行く。

中蒜山より歩いて来た稜線を振り返る 下蒜山より大山の展望
山頂からの急な下りをクリアしてゆくと前方一面にススキの草原が広がりを見せ、その中に波を掻き分けるようにして
登山道が伸びているすばらしい光景に出合う。おおと思わず声のでる雲居平である。
雲居平とススキの稜線
別世界にいるような錯覚すら感じさせる雲居平をゆっくりと下りながら花とススキと展望を楽しむ。
そして雲居平の草原を抜けて樹林帯を下って下山地の犬挟峠に到着。
しばらくするとホテルの車が迎えに来てくれて三山縦走を終える。

雲居平の花達
マツムシソウ イブキトラノオ
カワランナデシコ タムラソウ