北アルプス黒部五郎岳 
新穂高より三俣蓮華経由五郎を歩

山行日:2010年8月22日〜24日
天候:初日晴れのちガス 二日目快晴のち夕方ガス 三日目晴れのちガス 三日間とも焼けるように暑い陽射し
メンバー:単独
コース:初日 新穂高温泉(11:20)→ワサビ小屋(12:50 13:12)→鏡平山荘(16:22)
二日目: 鏡平山荘→弓折乗越→双六小屋→三俣蓮華岳→黒部五郎小屋→(カールコース)五郎山頂→(稜線コース)黒部五郎小屋
(カールコース)五郎山頂→(稜線コース)黒部五郎小屋
三日目→黒部五郎小屋→三俣蓮華岳→双六岳→双六小屋→鏡平山荘→ワサビ平小屋→新穂高温泉
鏡平山荘→ワサビ平小屋→新穂高温泉
帰路は平湯の森にてのんびり入浴!



黒部五郎へと! 6月に交通事故、7月にぎっくり腰を患い、今年はアルプス遠征をほぼあきらめていたのであるが、
リハリビに励み、御嶽山、琵琶湖湖南アルプスで体力回復の訓練をし、ようやく歩ける自信が戻り、22日午前5時京都を出発する。
当日は脚の様子を見ながら鏡平までとし、ダメであれば奥さんとの約束を守り、そこから下山の予定で車のハンドルを握る。

名神、東海北陸道と安全運転を心がけ、もう何回ここをくぐったのかなあと思いながら平湯トンネルを抜けて
午前10時40分新穂高温泉に到着。日曜日で駐車場は何処も満車でちと苦労するがなんとか1台分を確保!
支度をし、登山届けを提出して蒲田川左股林道をゆっくりと歩きはじめる。

新穂高バスターミナル 新穂高ロープウエイ 左股林道登山口

今年の夏はメチクチャ暑く、歩き出すとすぐに額に汗がじんわり! 久しぶりの二泊三日の山旅、四食の自炊食料と
暑さ対策でザックに掘り込んでいる保冷水筒と2リットルの水が肩に重くのしかかりすぐにペースダウン…しかし暑い!!
林道脇に顔をのぞかせる山野草を撮影しながら、笠新道分岐を通過しちょいバテでワサビ平小屋に到着。
そして名物のソーメンで昼食! ひんやりと旨い! 最高!

青木橋…手前に風穴 渡って湧き水あり 笠新道分岐 ワサビ平小屋
がまた川左股林道で出合った花達
ヤマホタルフクロ シモツケソウ ソバナ
ミヤマコゴメクサ アザミ

ワサビ平小屋で食事休憩を採ったあとは見事なブナ林に続く道をゆっくりと歩き、奥丸山との分岐の橋を通過して伊藤新道へ!
伊藤新道は見事に整備された道で、奇麗な石畳の道をしばらく登ってゆくと、下山されてきた人から、
30分程登った所で熊を見かけたので、『おいしそうな身体をしたはる』ので十分気をつけて下さいとご忠告を頂く
自分では肉つきが悪くあまり旨くないのではと思いながらも鈴を確認。

熊のテリトリーに勝手に入ってきたので遭遇すれば仕方ないなあと、熊の話で何故か奥さんを思い出し、汚い顔になると
近所の人にはずかしいが口癖の言葉が脳裏をよぎり日焼け止めクリームを顔に壁のように塗りたくる。

ワサビ平小屋付近のブナ原生林 伊藤新道への分岐 きれいな石畳が続く

熊よりも暑さの方がこの夏は強敵で小岩の道をフーフーと汗諾々になりながら、秩父沢で休憩、チボ岩で休憩、
イタドリヶ原で休憩、シシウドヶ原で休憩を繰り返しバテバテになりながらようやく熊の踊り場と呼ばれる湿原に到着。
ここまで登ってくると鏡平まではあと一息であるのだが気持ちと逆に腰がなかなか上がらない!また休憩!

秩父沢に架かる橋 チボ岩付近 イタドリヶ原
シシウドヶ原 熊の踊り場 少し遅れたが晴れの女神に再会

前回に比べると1時間以上時間がかかっているなあと思いながら、最後の石の階段を登り、木道を抜けて鏡平の小屋へ!
着いたのが16時20分過ぎになり、小屋の方に遅い到着をわびて靴を脱ぐ。
伊藤新道で出合った花達
ミソガワソウ ジャコウソウ センジュガンピ
モミジカラマツ ニッコウキズゲ クルマユリ
明日はいよいよ待望の五郎の頂へ、距離的、体力的にハードなコースになりそうなので、晩御飯を頂いて早めの睡眠へ・・・!