台高 桧塚奥峰

山行日:5月15日
天候:晴れ高曇り
メンバー:ミーとマン氏 アイゼンノム氏 山の休日
コース:マナコ谷登山口(09:39)→ワサビ谷出合(10:13)→奥山谷出合(10:32)→奥山谷滝(10:49 10:56)→
明神平(11:53)→明神岳(12:17 12:23)→奥峰・桧塚(12:58 14:23)→千秋峰→マナコ谷登山口(15:20)


湖北の横山へ遠征予定であったが名神の工事で渋滞が予測されえる為行き先を台高の桧塚に変更し午前6時に八幡を出発。
昨晩仕事場の冷凍ケースの事故があり再帰宅が午前3時前とほとんど寝ずの運転になるが、夏に向けての訓練とばかりに気合を入れる。
西名阪の針インターでモーニングを摂り高見トンネルを通過して午前9時30分三重側登山のマナコ谷に到着。
林道沿いの駐車スペースには先着の車が1台停めてありその横に車を停める。
林道沿いの駐車スペース マナコ谷登山口(下山はここに) 木屋谷川沿いの林道をしばらく歩く

木屋谷に架かる橋の手前より登山道に入ってゆく。取り付きのちょつとした急な登りをクリアしてゆくと木製の橋があ

これを慎重に渡り小さな沢を越えてゆく。右下を流れる木屋谷川が奇麗な渓谷美を見せてくれる。
谷沿いをトラバース気味に進んでるいると奇麗な滝が下に見えて相棒二人に待ってもらい少し寄り道で滝壷へ下降。
木屋谷川に架かる橋手前で登山道に 木製の橋を渡る 小さな沢を越えて登山道が続く
たくさんの流れを見せる見事な滝 木屋谷川の渓谷美

滝から戻りしばらく桧の森を進むと再び奇麗な滝が見え出してくる。ワサビ谷の出合であり登山道はその滝を越えるように続き
木製の橋を二つ続けて渡ると本日一番の急な登りになり、よいしょよいしょと一歩一歩登ってゆき平らな部分にでるとヤマシャクが一輪。
ワサビ谷出合にて木製の橋を渡る 対岸上部ワサビ谷出合を見下ろすとこんな感じ
ワサビ谷手前の登山道 木製の橋を渡ると急登が! ヤマシャクがほんのりと!

ワサビ出合から尾根をまわりこんで行くと奥山谷と木屋谷川との合流点になり、谷へ下降して飛び石伝いに流れを渡る。
以前はこには橋が付けられていたらしいが今は無く水量の多い時はちと厳しそう!
奥山谷出合(木の下が奥山谷) 木屋谷川は滑滝が続く
左奥山谷 右木屋谷川 手前は谷に下降するノム氏 対岸より渡渉点を見下ろす モデルミーとマン氏
出合からは奥山谷の奇麗なミニ渓谷美を左下に見ながら左岸上部の新緑の中をトラバースするように進む。
やがて登山道は徐々に谷に下りてゆくようになり箱型の奇麗な滝の前に出てくる。
左下に奥山谷が奇麗 左岸上部に続く道 谷に下ると奇麗な滝が
マナコ谷登山口を出ておよそ1時間10分、滝を見ながら小休止を取る。
本日同行のアイゼン氏、ミーとマン氏も奥山谷の新緑と沢風景が気に入ったのかデジカメで滝をパチリ、パチり。
この滝から奥山谷の本格的な登りがはじまるので地図を再確認し、水分補給をして体調を整える。
相棒ノム氏彼女へのお土産画像をパチ ヤマルリソウ 相棒ミーとマン氏奥さんへパチリ

奥山谷はほとんどを左岸沿いに歩くのであるが渡渉するところもあり、足元、浮石に注意して進む。
沢筋が倒木等で荒れていたり、テープマークが見つけにくいところもあるので前後の確認を怠らず足場にも要注意。
谷はカツラ、ミズナラの大木がすばらしく、ヤマシャクの群生地もあり飽きることのない沢歩き気分を味あわさせてくれる。

沢沿いの左岸を歩く 苔のついた露岩に足元注意
倒木も結構多くテープマークのわかりにくいところもある
この大木の手前を渡渉 右岸の大木を巻く 再び左岸に渡りルートを探す 大木の間を抜けて行く

奥山谷からすこしづつ離れるように斜面の急な道を登り、再び奥山谷の源頭部を越えて『山は楽しい』の
標識を通過すると目の前に忽然と草原のが広がりを見せる、明神平に到着である。
明神平へは三度目の訪問となるがいつ来てもその広がりは美しい!
ブナに明神への標識 源頭部を越えて 山は楽しいの文字が!
奥山谷コースを抜けると明神平の広がりが! 三ツ塚への登りより

明神平からは三ツ塚に向けて草原をゆっくりと登り、明神塚を過ぎて桧塚への近道を選びブナ林が見事な尾根道を行くと明神岳である。
このブナの見事な稜線からは大峰の山々を望むことも出来なんだか得した気分になる。
思わず通過してしまいそうな山頂でひと呼吸の休憩をし、少し先で直角に曲がるようにブナ林を下って行く。
桧塚奥峰に向けてブナの緑の中を気持ちよく歩く快適なトレッキングが続く。
桧塚奥峰への近道ルート 明神岳へブナ林の尾根道
明神岳稜線より大普賢と釈迦を望む
明神岳 稜線上にポツン山頂標識 ブナの森
森を抜け出ると奥峰に向けての草原が広がりその中を緩やかに登って行く。草原の中にはシロヤシロの木が目立つのであるが
残念ながらまだほとんどが蕾のようであり、今年は例年より早いかなあと期待して来たのであるがさすがに10日程は早かったようである。
ウム『残念、残念』と独り言を発っしながら桧塚奥峰の枯れた白い頂を踏む。      シロヤシロ(2007年撮影)
奥峰へ草原を歩く シロヤシロはまだ蕾 男同士、奥峰で乾杯チトさびしい!
山頂より三峰山から局ヶ岳への稜線を望む 手前は桧塚 直下に咲いていたシャクナゲ

山頂広場で待望の昼食タイム! 今日のランチは焼きそばとインスタント味噌汁、そしておにぎりが2個、たいしたものでもないが
大峰山系や迷岳、池木屋山など普段味わうことの出来ない珍味もあり大満足…ああ旨い
そして食後はミーとマン氏ご自慢のドリップいやこれもインスタントコーヒーをご馳走になる・・・ウム最高、大人の味です!

常は単独行の多い山休もこうして会のみんなと登ることが楽しいとあらためて思う。
食後昼寝のしている二人をそっとしておき直下に下りてシャクナゲと桧塚を先行見物。
シャクナゲ 下から見上げた奥峰 桧塚
たっぷりと山頂で山の休日を満喫したあと下山は奥峰と桧塚の間からでている千秋峰経由マナコ谷コースへ。
稜線からの下りはじめは前方にちょっと太目の高見山と室生の山々を見ながら気持ちの良い草原下りで思わず足早になるのたしなめる。
しばらく下ると桧林の中に入り、所々に咲くハシリドコロを見ながら下ってゆく。
作業林道を何度か横切り、杉林の中ジグザグ下りを繰り返してゆくとやがてマナコ谷から水の流れが聞こえ出し林道に飛び出す。
高見山を見ながらの下山 草原が気持ちよい
スミレ ハシリドコロ 下山道