鈴鹿藤原岳 天狗岩

山行日:2009年3月5日
天候:晴れ後曇り
メンバー:単独
コース:大貝戸登山口(10:16)→四合目(10:54 11:00)→八合目(11:38 11:43)→藤原山荘(11:29 11:39)→
天狗岩(13:06 13:41)→藤原山荘(14:00 14:10)→八合目(14:40)→聖宝寺道→裏三合目(15:13)→聖宝寺(15:30)→大貝戸登山口(15:53)
行動時間5時間37分(歩行4時間31分 休憩1時間6分)
駐車スペース:大貝戸登山口(無料)他(有料) トイレ:駐車場及び山荘

先週、霊仙山南西尾根の福寿草が咲き始めていたので藤原は満開になっているのではと2週連続の鈴鹿遠征決め
チョット遅めの8時八幡を出発し第二京阪、新名神、東名阪を乗り継いで登山口である西藤原の登山センターに10時05分に到着。
平日で登山センターの無料駐車場は案外空いており、おおラッキーと車をプールする。
登山センター コース案内図で確認
支度を整え登山口になっている神武神社の鳥居をくぐり樹林の中をゆっくりと歩き始める。 
神社を過ぎてしばらくするとお地蔵さんが鎮座する二合目に到着し、手を合わせて登山の無事を祈る。
杉の中にある三合目標識を通過し、広く開けた四合目標識前で小休止し、穏やかな樹林帯をさらに登り続ける。
神武神社登山口 ニ合目のお地蔵さん 明るく開けた四合目
五合目標識を右に見、、六合目はショートカットで飛ばして杉林の七合目を通過、八合目で再び休憩を取る。
八合目を過ぎると登山道脇にポツり、ポツリと福寿草が顔を見せ始めてくる。先週の霊仙から比べるともっと咲いていると
思っていたのであるが、寒の戻りの為か元気に咲いているのは少なく蕾が多い。
八合目から九合目の群生地の中を登山道が通っている為か、雪融けの為か斜面の崩壊が激しく痛々しく感じてしまう。
7合目は杉林の中 聖宝寺道分岐のある8合目 八合目からは登山道に雪も
九合目で休憩を取りながら来年あたりは完全に保護の必要があるのではと自身にも反省をしながら福寿草を眺める。
ここからは露岩とズルズルとすべる粘土質の道に苦労しながら藤原山荘へと向かう。
樹林帯を抜けると左手に丸い藤原岳のピークが姿を現わし、ほどなく山荘へと到着する。
九合目からは露岩帯が続く 藤原岳の丸い山容 藤原山荘
山荘のベンチで小休止しているとはずれてほしいと思っていた天気が見事に当たり出したのか雲がだんだんと低くなりだす。
雨が降り出す前になんとか天狗岩まではと休憩もそこそこに山荘裏の草原へと足を進める。
前方に先週歩いた霊仙を目線に入れながら、薄っすらと雪の残る樹林帯をせっせせっせと歩いて行く。
泥道よりも雪道の方が歩きやすく、雪のしっかり積もっている所を選んで進み、白瀬峠との分岐を過ぎると
左手にこんもりとした天狗岩の頂が見え出し、ひと登りして天狗岩に到着。
霊仙を前方に見ながら進む 樹林帯は雪の多い部分を選んで 白瀬峠への分岐…まもなく天狗岩
心配していた雨も降ってこずここで昼食タイムを取る。藤原岳を眺めながらのラーメンがこれまた旨い。
里で食べるインスタントラーメンをそんなに旨いと感じたことは無いが、山で食べるラーメンは至福の味であると
変に感心しながらこれまたインスタントコーヒーを作りひとり藤原岳と乾杯をしてウー旨いと納得!
天狗岩より御池岳
天狗岩 天狗岩より藤原岳
天狗岩にひと通り満足したあと今後は雨と競争するかのように急ぎ足で藤原山荘に戻る。
山荘手前まで来ると藤原岳上空は今には泣き出しそうで、山頂へは次回に登ることにし、これから天狗岩に向かおうとされている
単独の登山者の方に登山道の情報を伝えて、八合目へと下って行く。
竜ヶ岳方面も厚い雲が! 山荘と藤原岳…上空は雲に覆われだす この看板裏から聖宝寺道
八合目からは下山コースを聖宝寺道に選び看板裏より急な道を下ってゆく。
裏登山道の四合目の杉林を抜けると枯沢のガラ場を下る場所もあるが全体的に危険な場所も無く歩きやすい感じである。
今日は山野草を見つけることができなかったがセツブン草やミヤマカタバミ、ミスミ草などもよく咲いている道である。
明るく開けた裏六合目付近 裏四合目を過ぎるとガレ場歩きも 下山口の聖宝寺
下山口にある聖宝寺の境内を通過させて頂き、本日一番の難所と思われる長い階段を下りて舗装道路を大貝戸登山口へ。
駐車場に戻ると藤原山荘でお会いした登山者の方がおられ、天候が悪くあのあと大貝戸道を下って来られたそうで
登山センターのベンチで他の登山者の方々とにわか山岳会のように会話の花が咲く。 また来よう!