鈴鹿 雨乞岳 

山行日:2007年10月16日
天候:雲時々晴れ
メンバー:単独
コース:武平峠(9:45)→クラ谷出合(10:23 10:28)→東雨乞岳(11:32 11:42)→雨乞山頂(10:48 12:12)
→杉峠(12:28 12:33) →鉱山跡(12:44)→コクイ谷出合(13:14 13:19)→クラ谷出合(14:07 14:11)→武平峠(14:50)

行動時間:5時間5分(歩行4時間12分 休憩53分)

鈴鹿の主な登山道でまだ歩いていない武平峠から雨乞岳に紅葉の偵察がてらに登ろうと午前7時40分、男山を出発する。
昨晩の思わぬ熟睡で寝過ごしてしまい予定よりも1時間程の遅れである。
第二京阪八幡東より高速に入り名神竜王でおり、途中のコンビ二で食料を仕入れたあと国道477号線を湯ノ山温泉方面に車を走らす。
綿向山を左に見て鈴鹿スカイラインの途中にある武平トンネル滋賀県側の駐車場に9時35分車を停める。
御在所や鎌の登山口でもあるトンネル駐車場には先着の車が5,6台あり、すでに登られている方がいるようである。
武平トンネル駐車場 雨乞登山口 取り付きから杉林を登る
朝ごはんを食べ、支度をしたあと少し国道を戻り道路を横断したところにある登山口より雨乞に向けて一歩を踏み出す。
桧林に続く急な道をひと登りすると御在所の裾をまくように穏やか登山道が続き、やがて笹とブナ林のなかを下るようにして進んで
クラ谷の出合いに到着する。ここでちょいと休憩し、順調に行けば帰りに下りてくるだろうコクイ谷を覗きこみ状況を確認する。
ブナ林の穏やかな道 クラ谷出合い コクイ谷方面
クラ谷に入ると小さな沢を何度か渉り、沢沿に続く道を気持ちよく歩く。登山道は良く踏まれていて歩きやすい。
七人山のコルに向けての樹林帯を抜け東雨乞が近づくと登山道の両脇は背丈程の笹に覆われだし、トンネルをくぐるようにして抜け出ると
360度のすばらしい展望を持つ開けた山頂に着く、鈴鹿の展望台東雨乞岳である。
クラ谷の沢道 七人山コル付近の登山道 笹のトンネル
本峰に向けて見事な笹原が続き、雨乞の山頂付近は紅葉が進んできているようで笹の緑と赤や黄色のコントラストも見られる。
この山頂からは目の前の御在所岳はもちろん、鋭い頂を見せる鎌をはじめ鈴鹿のほとんどの山を見渡すことが出来る。
杉峠から登ってくる人のヤッホウに応えて手を振り、夏の間ご無沙汰していた鈴鹿の山々をなつかしく眺める。
雨乞山頂に続く笹の稜線 上部は紅葉も! 七人山を越えて御在所岳
笹の稜線を歩き山頂に着くとご夫婦と単独の登山者がおられしばしの山の会話を楽しだあとまだ少し時間が早いのであるが
鎌と御在所の展望をおかずに小生の山の定番であるラーメンで簡単な昼食を採る。
歩いて来た東雨乞からの稜線 山頂より 雨乞山頂 1238m 鈴鹿第二の高峰
杉峠には笹の中にある小さな池の横を通り、岩のオブジェのある稜線を右に先程歩いてきた東雨乞の笹のスカイラインを
前方にイブネのなだらかな山容とはるかな釈迦ヶ岳をみながらの快適山歩で進む。
稜線が終わると樹林の中に続く急坂を一気に下って甲津畑からの道との合流杉峠へと到着する。
前方になだらなかイブネの山容 遥に釈迦ヶ岳を望む 甲津畑からの合流杉峠  
杉峠からは御池鉱山跡方面に下り、木にコクイ谷出合→とかかれた道導を見つけて神崎川を渡って沢沿いの道を進み、
ロープを伝いに沢におりてコクイ谷出合いに到着する。 
御池鉱山跡 神崎川を右岸へ渡る コクイ谷出合へ沢へおりる
ここからは川原を歩いたり、沢を渡ったりを繰り返し時々岸の岩を登ったりと変化に富んだ谷歩きを楽しむ。
道が少々荒れたところも多く何度かルートを探しながら歩行を続けて沢谷に到着すると前方に大きく動く物体が!
すわっ熊と思わず石ころをひろい身構えるとドザドザと崖を駆け上がる4本足…なんだろうホッ!
コクイ谷風景
コクイ谷出合い
沢谷で対岸に渡り滝の左を巻いて登って行き、滝の上部を渡りさらに谷筋をしばらく進んで朝に休憩したクラ谷に着く。
出合いからは元来た道をトコトコと歩いて愛車の待つ武平峠の駐車場に戻る。
ここで対岸へ渡る 沢谷の滝 滝を上部より覗き込む