鈴鹿 入道ヶ岳
山行日:2007年5月16日
天候:曇天
メンバー:単独
コース:宮妻峡登山口(9:57)→北の頭(11:15)→入道山頂(11:20 11:35)→イワクラ尾根→水沢峠(13:05 13:30)→宮妻峡登山口(14:25)

朝眼を覚ますと曇天であるが雨の気配を感じないので支度をして5時40分鈴鹿に向う。
今日の目的はなつかしの鈴鹿セブンで唯一登っていない入道の頂を踏むことである。
名神栗東から国道1号線に入り鈴鹿峠を越えて関宿から東名阪を経由して登山口である宮妻峡に9時40分車を止める。
栗東で渋滞に巻き込まれて予定より1時間遅れの到着である。先週の鎌尾根と同じ場所で支度をし、入道に足を向ける。
駐車場からすぐに車道を左におりて小屋の横を通り沢を渉ると取り付き点があり、入道へのスタートを切る。
宮妻峡の駐車場  小屋横の沢を渡る 入道ヶ岳新道登山口
出だしより急な坂が連続し、鬱蒼とした樹林の中に続くつづら折りの道を木の根に足をひっかけないように注意しながら延々と登る。
登山道にはポイントごとに数値の表示があり数字が大きくなればなるほど標高が上がるのであるがなかなか大きくならずかえって
プレッシャーに感じてしまう。Bの標識を過ぎたあたりから道が徐々に穏やかになり、日差しを受けて新緑がきれいな樹林のトンネル通過して
すこし開けたCの標識前でで水分補給の休憩を取る。
木の根の張り出した急な登り B標識付近 樹林のトンネル
登山道の脇には笹が目立ちはじめ樹林の間からは先日歩いた鎌尾根が時々その険しい顔をこちら側に見せてくれるようになる。
山頂に向けてさらに進んでゆくと樹林が途絶え登山道は笹原とアセビの木のマッチングがきれいな草原の中に続き、
北側が大きく開けて鎌を見ながらの快適な山歩になる。
登山道より鎌尾根を望む 笹とアセビのマッチング 北の頭への道
草原の途中にある宮妻峡へのもう一つの分岐で休憩し、鎌に背を向ける形で南に向けて笹原をさら登ってゆき北の頭に到着する。
頭からは、椿渓谷からの登山道を越えて入道ヶ岳の頂がおわんを伏せたように丸いきれいな姿を見せ思わずウォーと声を出す。
椿渓谷への分岐まで少し下りアセビの中を再び登り返して906.1mの鈴鹿セブン最後の頂きに立つ。
山頂には大きな鳥居が立てられておりそのそばで休憩をとりながら曇天の為展望は良くないがセブンをすべて登った感激に一人で浸る。
北の頭 北の頭より入道ヶ岳山頂
まだ時間的に早くイワクラ尾根から水沢峠経由で下山しょうと北の頭まで一旦戻り道を西にとる。
北の頭から西へ笹原を歩き崩壊地沿いを進んで樹林に入るとすぐに椿大神の奥宮があり、手を合わせて登山の無事を祈り社の左より
尾根に入ってゆくと急激な下りになり木の枝や露岩に手をかけながら下る。
イワクラ尾根はその名の通り露岩が張り出した道が続き、長い激下りをクリアーすると細い岩だらけの尾根になり慎重に渉る。
登山道を防ぐような大きな岩を廻り込んでさらに登り下りを繰り返してゆくと重ね岩と呼ばれる岩のオブジェに着き一時の休憩を取る。
椿大神奥宮 細い岩尾根の道 重ね岩
重ね岩から登山道に咲き乱れるイワカガミと頭上のシロヤシロの花を楽しみながら進むとやがて宮指路岳との分岐に着き、
ここで右に道を取り崩壊地沿いを少し下って水沢峠に到着。 
焼きそばとソーセージで簡単な昼食を採ったあと宮妻峡登山口へ一気に下り入道の登山を終える。
イワカガミの咲く登山道 宮指路岳への分岐 崩壊地沿いを歩く
水沢峠付近で出会った白いイワカガミ イワクラ尾根登山道に咲くシロヤシロ
帰路に東海道五十三次の関宿を見学して男山に戻る。