快晴の武奈ヶ岳


山行日:2007年1月30日
天候:超快晴
メンバー:単独
コース:坊村(9:40)→御殿山(11:20 11:30)→西南稜→武奈山頂(12:08 12:53)→御殿山(13:20 13:25)→坊村登山口(14:23)

1月30日朝起きて見ると交野山から昇る朝陽がまぶしく、
これは快晴の兆しとばかりにいそいそと登山支度をし、8時ちょうど朝焼けと
競争するよかのように男山を出発する。向う先は武奈ヶ岳山頂である。
いつものように京都南から名神に乗り、湖西道路を経由して
坊村地主神社の駐車場に9時20分車を止める。

9時40分支度を終えて登山口に取り付く。 登山口付近には雪はなく杉の中に続く急な坂を黙々と下を見ながら登る。
40分程登り続けると登山道の真中に鎮座する大石に到着し休憩を取る。
2週間前とは雪の量もずいぶん少なくなっており雪のコートをかぶり頭だけを出していた大石も今日は春のように薄着である。
杉の中に続く急な登り 冬! 陽だまりの登山道 登山道に鎮座する大石

大石より御殿山に向けて北斜面を歩き出すと日陰になっているところは残雪がアイスバーン状になっており時々ツルッとすべり、雪道よりも
やっかいである。夏道との分岐まで来るとようやく一面も雪景色になってくるが、暖かさの影響かグラニュー糖に水分を水分を含ませたような
ザラザラな感じを歩くようになる。
雪屁の少し残る尾根筋を渡り、それに続く潅木帯の急な斜面をつま先を蹴りこんで登りきり展望ポイントに到着する。
ここは夏道との合流点でもあり、蓬莱山が陽の光を浴びてまぶしく光り、北山が広大な広がりを見せている.・・・ウムいい景色!!

アイスバーンでツルツル まだ残る雪屁(冬道) 合流手前の斜面と青空
夏道との合流展望地点より北山を望む 蓬莱山は光をあびてまぶしく!

合流点からは樹林帯の中に穏やかに続く雪の道をしばらく進むとやがてぽっかりとした御殿山山頂に到着である
御殿山からは雲ひとつない空間に浮かぶ西南稜の展望がすばらしく、俄かカメラマンになり液晶画面の壊れたデジカメで何枚も何枚もパチリ!
先行されていた登山者の方々も西南稜をバックに記念撮影に追われているようである。

青空に浮かぶ西南稜 コヤマノ岳も負けじと!

ちょい休憩後、1月中旬に比べるとずいぶん積雪の少なくなったわさび峠を通過し西南稜へ取り付いて行く
一つ目のピークに登りつくと青いキャンバスの中に延々と続くホワイトロードが現われ思わず走りたくなる気持ちを抑えてゆっくりと歩みはじめる。
二つ目のピークから白倉連峰の眺めを堪能し、最後の急な坂をエイコラと登って頂上稜線からは琵琶湖を眺めながら山頂に到着。
わさび峠より一つ目のピークへ登ると目の前に延々と伸びるホワイトロードが!
わさび峠と前方に西南稜取り付き 二つ目のピークより白倉連峰 蓬莱山と西南稜
山頂から白山がきれいにその山容を見せてくれる
北方稜線と蛇谷ヶ峰 琵琶湖と鈴鹿連山 山頂 青空と!

山頂からは360度の大展望が開け、眼下の琵琶湖、伊吹山や鈴鹿連山はもちろん、はるかな白山までその白い巨体を見せてくれている。
今まで武奈の頂には三十数回立っているのであるがこのようにすばらしい展望ははじめてであり今朝の朝陽に感謝、感謝である。
山頂で白山を眺めながら食べるラーメンとコーヒーが旨く、忘れられない1月30日の頂である。