中央アルプス駒ヶ岳&宝剣岳 
山行日:2006年7月13日
天候:ガス濃く風強し
メンバー:単独
コース:しらびそ平→千畳敷玄関(8:23)→浄土乗越(8:57)→宝剣山荘(8:59)→中岳(9:13)→駒ヶ岳(9:34 9:47)→馬の背分岐(9:59)
→頂上山荘(10:05)→宝剣山荘(10:18 10:38)→宝剣山頂(10:53 11:05)→千畳敷カール(11:44)→ロープウエイ駅(11:52)


12日午後8時に仕事を済まし、南インターより名神に入り中央アルプス登山口の駒ヶ根を目指して車を走らす。
途中の多賀サービスエリアで食事休憩をし、午前0時30分駒ヶ根サービスエリアに到着。
ここで仮眠をとることにし、、助手席で寝袋に包まり何度も目を覚ましながらも6時までうとうとし、7時12分の
始発バスに間に合うように菅の台バスセンターの駐車場へ車を移動する。
バスとロープウエイを利用して8時過ぎ千畳敷に着き、カールを眺めるが、ガスが濃くグレーのキャンバスが
目の前にあるのみである。
天候を気にしながら雨具の用意をし,先行者を追いかけるようにグレーのキャンバスに入って行く。。

菅の台バスセンター

カール内の登山道にはまだ雪が残っており足元に気を配りながら進み、小さな雪渓を横切り八丁坂と呼ばれるガレの急な道を下を向きながら

エイコラ、エイコラと登り、階段状に整備されたつづら折りの石畳を抜けて浄土乗越に到着する。乗越からは左に道をとりしばらく行くとガスの中
にぼやっと小屋らしきものが見えて来る。宝剣山荘と天狗荘である。
千畳敷登山口 まだ残る雪渓 八丁坂の急坂 乗越へ続く階段状の道

山荘には下山時に寄らして頂くことし、そのまま通過して中岳へと足を進める。しばらくザレの道をゆくと道が二手に別れ左の巻道は危険と

表示されているので当たり前に右を選んで進み、ガレの急な道を登り切って中岳に立つ。

中岳からは一旦頂上山荘のあるところまで下るのであるが、山荘を確認できずいつの間にか登りを歩いており、前方に小屋のような
物を(山頂の社)見つけて駒ヶ岳山頂に着いたのを知る。社横で風を避けるように休憩していると空が明るくなり
山の神様がプレゼント
をしれくれるのかなあと一瞬期待したが
・・・つかの間ガスの中に。

巻道との分岐 駒ヶ岳山頂 山頂とマイザック 予定外の馬の背分岐

追われるようにして駒の山頂をあとにし、頂上山荘へ下るがどうも先程と道が違う感じだなあと思いながら歩いていると
馬の背への分岐に着き下山路を間違ったのを知る
地図を見ると分岐より頂上山荘への道があるのでそのルートでに山荘方面戻り、宝剣山荘には巻道経由で下る。

巻道は岩場のトラバースが多く雨ですべりやすくなっている岩に気をつけて進み分かれ道を通過して宝剣山荘の扉をくぐる。
ここでカップめんを食べてしばしの休憩である。
巻道を行くボッカさん 巻道の岩場 巻道トラバース 宝剣山荘

カップめんでお腹を満たしたあと、山荘前の道を宝剣頂に向けて歩き出すと結構な岩場が続いており、鎖の補助を受けながらトラバース状の
岩場を越えてゆくと目の前にとんがり帽子ような岩峰が現れて、社を抱っこしたような宝剣の山頂に到着する。

晴れていればさぞかしすばらしい展望があるのだろうと想像しながらとんがり帽子のてっぺんに座り空中浮揚をしばらく楽しむ。
山頂の小さな社に晴れの日にもう一度来るよと約束し、島田娘方面に向けて下山をはじめる。

下山をはじめて少しするとボヤとを小屋らしき物が目に入ってき、この辺に小屋はないのになあ
と思いながら近眼の目の細めて良く確認するとなんと先程の宝剣山荘ではないか! 唖然!唖然!!

とんがり帽子を巻いて下ってきているはずなのにどこかで道を誤ったらしい! 
駒ヶ岳山頂で道を誤り、宝剣でも同じことを繰り返し、風とガスがきつく再び宝剣に登り返す気力を失ってしまう。
晴れの日に来よと言う山の神様の心かと空木への縦走を断念し千畳敷へと道をとる。

クサリ場 トラバース
とんがり帽子の頂 頂とマイ靴
宝剣山頂とマイザック
千畳敷に戻ると雨がさらに強くなり、走るようにして雪渓を下り
カールを経由して12時のロープウエイでしらびそ平に戻る
下山後、菅の台バスセンターの近くにあるこまくさの湯でのんびりとし、京都に!