金勝アルプス

山行日:2005年12月12日
天候:晴れ&低温
メンバー:ミーとマン氏 山の休日

上桐生若人の広場(8:15)→落ヶ滝(8:45 8:50)→北峰縦走路→天狗岩(9:45 9:55)→耳岩(10:08)→
白石峰『10:18 1040)→狛摩崖仏:(11:15)→若人の広場(12:00)

午前7時10分、金勝アルプスに向けて今年最後の山歩きに出発する。
八幡より第二京阪にのり京滋バイパスを走って 瀬田より上桐生を目指し、8時05分目的地である若人の広場駐車場に到着。
広い駐車場には一台の車も止まってなく、われわれが本日第1号のお客様のようである。

幸いにしてお天気もそこそこでのんびり登山を楽しめるぞと思いながら、きれいに新設されているトイレのべンチで支度をし8時30分、落ヶ滝に向けて出発する。
駐車場からは少し舗装道路を進むと右に折れる道がありそちらに道をとり、 林を抜けると目の前に大きな池が現れる、奥池である。
池にそそぐ小さな沢を渡り樹林帯の中をを少し登ってV字交差路に見える突き当りを左にゆくと沢沿いの穏やかな道に出てくる。

近年あたらしく造られた遊歩道たまみずきの道を横切り水量の少ない沢を何度か渡ると鶏冠山と天狗岩方面の分岐に出合う。。
若人の広場駐車場 右に進んで滝へ 奥池 沢沿いの道 小さな沢
天狗岩方面へ進んで大きな一枚岩を通過するとまもなく落ヶ滝への分岐である。
落ヶ滝へは分岐から沢を渡り、右岸の岩道を5分程登ると前方の岸壁に油絵で描かれたような模様が現れる。
水量が少なく、一筋の流れが屏風絵の中を落ちているような妙な雰囲気を持つ滝であり、赤目の滝や比良の滝と違い
何度見ても絵画を見ているように感じてしまう。有名な滝に勝るとも劣らない滝の一つであろう。
景観を堪能したあと、天狗岩へのアプローチ北峰縦走路へ向かう。
北峰縦走路へは分岐に戻り滝左岸の尾根を歩くような感じで落葉の道をしばらくゆき滝上部の川原状の道を通過してゆく。
樹林を抜けると岩の多い道に変化し、小さな渓流沿いを滑らないように注意して歩く。途中に大きな1枚岩のロープ場などもあり
変化に飛んだ道である。稜線手前の溝状にえぐれた道を一気に登って縦走路の分岐の到着する。

落ヶ滝
落ヶ滝上部 上部の川原状の道 渓流状の登山コース 一枚岩のロープ場
寒さ対策万全の元気印の相棒が休憩する気配が無いのでそのまま通過し、天狗岩に足を進める。
分岐からさわやかな稜線が続き、点在する岩のオブジェと近江平野、琵琶湖を眺めての少しさ寒いが快適なトレッキングとなる。
稜線の途中にある大きな岩の上より眼下を眺めると幾つもの岩峰が大峰地蔵岳の五百羅漢のようにそそり立ち、前方に目を向けると
今にも破裂しそうな天狗岩の岩こぶが圧巻である。 
天狗岩手前で一旦に樹林帯に下り、再び登り返す今日の目的地天狗岩取り付きに到着である。
まずスラブ上の岩を登り、時計周りで岩をまくように進むと鉄のはしごが現れる。はしごからは細い岩の間を登ると天狗岩直下である。
足場を確かめながら最後の岩を登って360度の展望を誇る岩の頂に立つ。頂からは琵琶湖を越えてはるかに雪の帽子をかぶった比良山系の展望がすばらしい。
ここでゆっくりする予定であったが風が強くあまりの寒さに10分程で退散となる。 




五百羅漢状のオブジェ 登山道の大岩 天狗岩 天狗岩間近の登山道
取り付きに戻り寒さから逃げるように尾根を急ぎ、樹林帯に入って10分程歩くと天に突き出た岩峰耳岩に到着する
岩の写真を撮ったあとさらに尾根を10分程歩いてベンチの設置された白石峰に到着する。
天狗岩から白石峰までは危険な場所もなくすばらいし展望の尾根コースであるが、今日は寒さの方が印象に残りそうである。
ベンチを借りてラーメンを食べ、体の中にあたたかいコーヒーを入れてホット一息をつく。『オー寒』連発の相棒もようやく震えが止まったようである。

からだを温めた後長い尾根を下り、途中の重岩や狛坂魔仏を見て有名なオランダ堤のある若人の広い場に12時に下山。
耳岩 重岩 鶏冠山 天狗岩 耳岩 狛坂魔仏 オランダ堤
天狗岩でのんびり出来なかった分、十二坊温泉でのんびりし、今年の山歩きの締めをする。