2日目 天狗山荘(6:10)⇒白馬鑓ケ岳(6:55 7:10)⇒杓子岳山頂(7:45 8:05)⇒白馬山頂(9:45 10:00))
⇒村営頂上山荘(10:20 11:00)⇒お花畑・大雪渓⇒白馬尻(12:50 13:25)⇒猿倉(14:10)


翌朝4時30分に起床するとすでに早立ちの人が用意をしており、2人連れの女性登山者を見送ったあと、
外にでてみると信州川一面を雲海が覆いその中よりお日様が出ようとしており
久しぶりのご来光の
チッャンスとばかりにカメラを構える
ご来光を堪能したあと、朝食を採り白馬三山縦走に向けて6時10分お世話になった山荘を出発する
ちなみに割り箸氏は夢の中でした。
小屋前の残雪を少し登り尾根道を少し行くと鑓温泉への分岐があり、これを過ぎて鑓ヶ岳独特の白い
ガレの道を20分程黙々と登ると360度の展望を誇る2903.1mの山頂に到着である。
雲海とご来光

山頂からはこれから縦走する杓子、白馬はもちろん剱立山連峰、後立山を越えてはるかに槍、穂高の
山並も今日は姿を見せている。一服後杓子へは逆方向にザレ場を進み、展望のよいコルより鞍部に向けて
急坂を一気に下り赤茶けた砂礫の道途中で山頂とトラバース道の分岐に出合う。
杓子の山頂を踏まなければ三山縦走にならないので、当然山頂への道を選びガラ場をいっぽ一歩登り、
山頂へ向けての信州側が切れ落ちた高度感のある尾根に上がる。
5分程稜線を進むと山頂であり、2812mの細長い頂きは白馬より縦走してきた多くの登山者で居場所の無いくらい
に賑わいを見せており、眼下の大雪渓にも多くの人の行列が見られ、夏本番人気の山を感じる。

白馬鑓ヶ岳
山頂より槍・穂高を 杓子の細長い頂稜 杓子と白馬 鑓ヶ岳山頂
鑓より杓子へ 杓子頂上稜線 大雪渓

山頂より縦走路に戻り、左に剣、正面に清水岳、右前方に白馬岳をみながらの快適なトレッキングが続き、頂上山荘を右に見て小山をひと登りすると

剱展望台の丸山に到着である。丸山を過ぎると白馬岳は目の前で、頂上宿舎との分岐にザックを置き空身で白馬山頂へ向かう。
10分程登ると北アルプスで一番大きな山小屋白馬山荘に着き、ここでのどを潤しさらに10分程ザレ場を登り北の貴婦人白馬山頂に立つ。

大きな方位盤のあるこの山頂は5度目になるが、今まで1勝3敗の天気で今回の晴れで一つ勝ち星が増えたようである。
当然展望はすばらしく、剱立山、杓子、鑓はもちろん、いまだ訪れた事の無い雪倉から旭の稜線を絵画のごとく目に焼き付けて山頂を後にする。

丸山と登山道 頂上直下にある白馬山荘 白馬山荘より剱岳を望む 雪倉への稜線

頂上山荘に戻り、食事休憩をとって猿倉に向けて下山を始める。

高山植物の咲き乱れる葱平のお花畑の中に付けられたの登山道を花に見とれてこけないように下り、雪渓の取り付き点でアイゼンをつける。
大勢の登山者が白馬のお花畑を楽しみに登ってこられており、ちょっとした花見ポイントは休憩する場所も無いほどである。

雪渓上部は雪解けで、道が安定しておらず足元をしっかり確認して歩く。ガスの湧き出した雪渓を左右からの落石に注意をはらい一気に白馬尻
まで下りる。雪渓上では休憩が取れないのでここで最期の一服をし、猿倉で今回の山行を終える。 
      

山荘前より 葱平お花畑 ガスに煙る雪渓 雪渓全容