雲取(911)m


山行日:1999年4月7日
天候:雪交じり雨
メンバー:妻 山休
コース:花背高原前⇒寺山峠⇒雲取峠⇒雲取⇒一の谷出会い⇒芹生⇒芹生峠⇒貴船⇒貴船口

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雲取という幻想的な名前にさそわれて今日は北山の奥まで足を伸ばすことにし、
妻と2人で出町柳より花背高原行きバスに乗る。
バスは郊外に出ると音楽を奏でながら走り、なんとも言えない情緒をかもしだしている。

峠では外気温が0度をさし雪がちらつきはじめている。
今日,同じバスに乗り合わせた登山者は50才ぐらいの男性がひとりだけである。

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kumotori2.jpg 花背高原前でバスを降り、身支度をし学校横の道を寺山峠を目指して歩き始める寺山峠までは40分ぐらいの登りで、スキ−元場を横にみて北山杉に囲まれた急登を抜けると峠である。
寺山峠で一服し雲取山に向かうが、雪交じりの雨が頬をたたき少し寒い、

何度か沢渡りを繰り返す内に妻が後ろでおおきな悲鳴を突然あげるこれは一大事と振り返るとなんと沢の中に亀をひっくり返した形で水に使っているではないか!

幸い怪我もなく、カッパのおかげであまり水に濡れず、ほっとした後大笑い…・!
皆さんも雨や雪、の出ているときは足元に充分気をつけてください。

交じりの雨に苦戦しながらやっとの思いで、峠につく。
峠は一面の雪景色で、まるで雪山にきた感じである。
峠には京都府大の山荘があり,京都の岳人の多くが愛した山の歴史を物語っているようだ。 
とりあえず山荘のベンチをお借りして休憩をとる。
山頂への道は背丈ほどの笹と降り積もった雪でわかり難く、笹を掻き分け掻き分けしながら登る。

山頂は雑木林に囲まれた小さなピークになっており小さな目印があるだけである。


山頂で記念写真を取り、下山は二の谷を下る、結構急な下りである。

途中に立命館大学の山小屋があり山頂と比べるとここは暖かく、
小屋前の広場を借りて暖と昼食を取る
1時間の大休憩で老夫婦とも元気を取り戻す。

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下山は二の谷を芹生にむけて歩く。沢沿いの平坦な道をしばらく行くと一の谷出会いだ。
一の谷出会いから芹生までは30分くらいで歩きやすい林道が続く。
芹生の里から芹生峠までは舗装道路となるが、北山杉が大変きれいで舗装道路歩きの
つらさを忘れさせてくれる。
峠より一路貴船口に向かう、途中の貴船神社を見学し叡山電鉄で帰路に!
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